アリタリア航空でローマから国内線に乗り換えナポリへ
ナポリは汚くて治安が悪い所という評判があまりに有名なため、空港内部がとても綺麗で
モダンなインテリアにびっくり。まるでホテルのロビーのよう
空港で、アルテカードというカンパニア州の交通機関の全てに使えるパスと美術館の入場券2軒無料、2軒以上半額となる便利なカード3日間有効27ユーロを買い、送迎車でホテルに
アルテカードは空港内の旅行社で買いました。駅や美術館でも買えるようです。
しかし、なんでもアバウトな南イタリア、半額はかなりいいかげん。教会でも半額にならなかったり、50セントだけ値引きなんてことも
意味不明。変じゃないって?顔をすると、向こうも間違ってないよって顔をする(笑)
イタリア人の運転手さんがとてもいい人だったのですが、弟の嫁が日本人ということで、運転しながらデジカメの写真を見せてくれたのはいいけれど、車線もなく運転も荒いナポリの道をわき見運転は怖くて、写真を見るより、私たちが前をしっかり見なければ。。。かなり過激な旅の始まりでした。
ホテルは中央駅のそば
中央駅も最近立て直されて、きれいで判りやすく、本屋や洋服・バックなど色々なお店もあります。
行く前に駅周辺は危険という情報ばかりだったので、初日は夜着いたのでちょっと緊張しました。
朝ホテル周辺を見渡すと、何故か靴とバックのお店が細い路地に沢山ありました。
中央駅前は今地下鉄1号線の工事中なので、雑然とした感じですが、特に危険な気配はありませんでした。
朝、中央駅のインフォメーションで地図をもらい、明日行く予定のカセルタ行きの時刻表をチェック。
駅のインフォメーションはたまたまだったのか、あまり役にたたず、自力で頑張るしかなさそう
駅の地下から、地下鉄2号線に乗り、カヴールという駅で下車。地下鉄がすご~く古い車両で大昔の列車のよう。おまけに朝のラッシュなのか混んでいて、スリに合わないようちょっと緊張しました。
地下道を地下鉄1号線のムゼオ駅まで行くと考古学博物館の入口に出ます。
途中1号線の改札の中を通り抜けなければならなかったので、アルテカードが役に立ちました。
考古学博物館もアルテカードで入場。持って行ったガイドブック最新版なのに展示場所などかなり代っていたので、お目当ての作品に辿り着くのは大変でした。
課外授業のような学生の団体はいましたが、日本の博物館に比べたら、空いていて見易いです。ただ、どこもそうなのですが、順路が明記していないので、どう見ていいか悩みます。なにしろとっても広いですから、なるべく効率良く歩きたかったんですが。
次に博物館脇から178番のバスに乗り、国立カポディモンテ美術館へ向かいました。MIANOというバス停で降りると、ちょっと戻ったところに広い公園になった入口がありました。
美術館の建物はすぐに見つかったのですが、一回りしても入口がありません。外国人の女性も探していたらしく、見つからないねと話、鉄の柵越えに中にいる人に聞いてみると、今日は臨時休業とか
後日出直すことに、
がっかりしたせいか、大きな建物を1周したせいか疲れて、タクシーに乗ることに
ナポリのタクシーはぼったくりが多いということで、料金表がタクシーに吊るしてある。それでまず料金を確認。大丈夫そうなので、それで王宮博物館まで行きました。
王宮に隣接しているサン カルロ劇場というオペラ座を見たかったのですが、工事中でまたまた入口判らず。
プレビシード広場のインフォメーションに行ってみる。ここで欲しかったバスの路線図入りの地図をもらいました。ナポリはほとんどがバス移動なので、これがとても役にたちました。ここの担当者はまじめに働いている感じ。
駅のインフォメーションでは、仲間同士のお喋りに忙しくて、いい加減な対応でした。
ナポリ人はお喋りが大好きなよう。口を挟む間もないほど、喋り続けています。
道行く人は親切で困っているとすぐ教えてくれますが、ほとんど英語が通じません。
美術館の説明書きなども、イタリア語だけってところが多かったです。
こんなに観光する所が多いのに、まだまだ発展途上って感じでした。
何処に行っても広くて石畳の道は足が痛くなります。
昼食にすることにして、近くのpizza マルゲリータ発祥の店 ブランディBrandiに行きました。
住所 Salita S.Anna di Palazzo tel 081416928
日本サイズのLLサイズほどの大きさですが、一人で一枚は食べるらしいので、頼んでみましたが、美味しいけどかなりきついです。これだけでお腹いっぱい
ピザ2種類と飲み物とパン(パンが必ずついてきます)で18,30€。このサイズでこの価格は安いです。
元気が出たので、明日カプリ島に行く友人の船の時間を調べに船乗り場へ行きました。
ヌオーヴォ城の周りも工事中。なんちゃってバックの露天商が大勢いました。
王宮博物館を見学。ナポリは見どころ満載ですが、いずこもまだ修復出来てない所も多く、また、外壁は落書きも目立ちます。
ガレリア ウンベルト1世に行き、ここにあるジェラートの美味しいお店GAY ODIN
でおやつタイム
その近くのフニコローレ(ケーブルカー)チェントラーレ線に乗って、丘の上のサンテルモ城に行きました。ここからのナポリの眺めはフォトポイント
ナポリを見て死ねと言われる景色です。まだ、死ねませんが。。。
帰り道、ブログにもよく登場していたカメオ屋のおじさんにつかまりました。日本語で日本のデパートにも出したことがことがあるとか言っていましたが。。。更に帰り道でスーパーによって水を買うためにレジに並んでいたら、隣のレジに並んでいたお婆さんがばたんと倒れて、救急車を呼んだり大変なことに遭遇
レジのおじさんは前の前の人のおつりの5ユーロ札がなく、次の客から借りて払い、私の時も5ユーロ貸して支払額から差し引くという、日本ではありえない合理的な???お釣り銭不足解消システム
1日目だけでナポリらしいいろんな体験をしました。来るときのフニコローレはラッシュで混んでいましたが、帰りはがらがら。R2のバスに乗り、中央駅まで戻り、MIMIというレストランで夕食
ズッキーニのパスタと蛸とトマトの煮込みを食べました。蛸もとても柔らかく当たりでした。
初日からかなり歩いたので、重い足を引きずりホテルに帰りました。
今日一日で怖いと言われる地下鉄・バス・タクシーそしてフニコローレを体験し、自信が付きました。
街が大きいということもあるのでしょうが、東洋人が少ないです。観光客も個人の方がちらほらで
、ツアーの団体さんは遭遇しませんでした。
危ない街というイメージがまだまだ強いせいかしら
明日は一人で列車でカセルタに行きます。