どうしても見たかった展示会行ってきました。
① 藪明山 展 ~5月27日まで 平成記念美術館ギャラリー
こちらは明治にあった窯で 作品の殆どが輸出され日本ではお目にかかれない幻の窯になってしまっているので、知名度も低いのですが、明山薩摩とも呼ばれヨーロッパやアメリカでは高い評価を得たものです。
今回は菊 藤 など花が描かれた作品を中心に70点あまり展示されていました。
http://www.heiseikensetu.co.jp/gallery/
② 黄金のアフガニスタン展 ~6月19日 東京国立博物館 表慶館
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1765
国内情勢の混乱 ソ連の軍事介入でアフガニスタン国立博物館は収蔵品が略奪や焼失の危機にありました。その時に館員のとった秘宝を隠すという行為により、それらは守られたのです。
世界10ヶ国を巡回したものが現在東京で見る事が出来るのです。平山郁夫氏を中心に日本からもこの秘宝を守ることへの協力が行われたとのこと。それが今回の日本での開催に繋がったようです。
これだけでも凄いことですが、
5章に分類された展示品には驚きの連続でした。紀元前2100年・前2世紀・前3世紀・1世紀という途方もない時代にこんなに精密で芸術性の高いものが作られた、そこに住む人達への興味も高まります。
いつかアフガニスタンを訪れてみたい そんな気持ちにもなりました。
関連展示として バーミヤン大仏天井壁画~流出文化財とともに~が ~6月19日まで
東京芸術大学大学美術館 陳列館で開催されています。 入場無料
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/current_exhibitions_ja.htm
③Louis Vuitton 展 ~6月19日 10:00am~20:00pm
休館日 月曜 6月13日は13:00 より開館
東京都千代田区麹町5-1-3 特設会場
無料シャトルバス 赤坂見附駅10番出口より運行
松屋銀座店より運行
http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/heritage-savoir-faire/tokyo-expo?campaign=sem_GG-JP-JPN-SH-BRAN-BREX#/home
LVが東京で開催してきた展示会のなかでは一番気合が入っていたように思いました。
パリでも開催されたと聞いていますが、広い会場にはまだ旅が珍しい特別なことだった時代に裕福な人はこんな鞄(家具と云ってもいいような)を持って船旅をしたのだろうかと想像するだけでも楽しかったです。
豪華列車に乗っているかのようなディスプレもあり、又、多くのスタッフが詳しく説明もして下さいます。
ネットで入場予約も出来ます。
カフェもありました。
④黒田清輝展
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1759
こちらはもう終了してしまいましたが、私の好きな画家のひとりだったので、終了間際ぎりぎりセーフで行ってきました。
GW明けで少しは空いているかと思ったのですが、同じことを考える人は沢山いる訳で、意に反して混んでいました。
この方の絵は油絵なのに日本画のようにも感じられ、絵具が凄く薄く使われているのに描写に深みがあり、なんとも言えない品の良さがあると思います。
今回の展示には製作の工程で描かれたデッサン画が多く展示されていて、こちらの方がいいんじゃないの?と思う力強い精密な描写力に感動しました。
東京駅帝室用玄関壁画(焼失) を再現した展示は興味深かったです。
まだ間にあう展示もありますので、皆さんも如何でしょうか・