早朝 鳥のさえずりで目覚めました。窓からコインブラ大学のある丘が見えます。霧がかかっています。
反対側はやはり霧が濃くまっすぐのびる道の先の方が見えません。
ホテルの前の細い道 お店や昨日行った豪華飯店が右手に見えます。
コインブラは1139年~1255年までポルトガルの首都でした。
徒歩でコインブラA駅の右手の道から迷路横丁に入り、サンタ クルス修道院に出ます。
修道院の隣が市庁舎 そこを右に曲がり坂を上ります。
市場があります。市場は外せない私達です。
ここの市場は大きくて2階もお店があり、食材だけでなく衣類などもありました。
市場の向かい側の塀にもアズレージョが
実は市場の先に有料のエレベーターがあり、それに乗ると大学のある丘に楽に行けるはずだったのですが、エレベーターは休業中
で、チケット売り場の方に教えてもらってすぐそばのバス停からバスで行くことにしました。
バスは103番 他にも大学行くバスはあるようでした。1.6€
バスで行くならコインブラA駅からもバスはあったと思います。
コインブラ大学にはメインストリートのRua Ferreira Borgesにある
アルメディーナ門から坂道や階段を通って歩いても行ける距離ですが、ちょっと門が判りにくいです。行きはバスで行き、帰りは徒歩で降りて来るのが、カテドラルなど見ながら効率良く周れます。
バスを降り振り返った左手の建物に大学のチケット売り場があります。
シニアと言ったら初めて身分証を求められました。若く見られたようで、本当にover 65だったので驚かれました。
私は身分証なしっていうか。。。で大人料金7€ シニアは5.5€でした。
チケットに見学する建物が描かれていて、ここで図書館の見学時間を指定されます。また、見学できる建物の順路を記入してくれました。
大きな広場が中心にあり、黒いマントを着た、そうリスボンで見た卒業式の服装の男女学生が数名いました。彼らは広報担当? 立派な装丁のコインブラのDVDを売っていました。イケメン君だし、日本語の説明も書いてあったので、購入しました。
これから見る図書館は撮影禁止なので、これ欲しかったのです。本当は
コインブラ大学です。
これが図書館の建物です。ここに指定された時間にスタンバイします。
英語による説明付でした。
1724年に建てられ約30万の蔵書があります。
宮殿のように光り輝く金泥細工の図書室。当時ゴールドラッシュでわいたブラジルから金は運ばれて、ふんだんに使われたそうです。
さわったら崩れそうな古い本はうっすら埃がかぶっていました。本が傷まないように最小限の明かりを取り込み、閲覧用の机などの家具もぎっしりと彫刻がなされていて、皆言葉を失います。
18世紀にポルトガルで流行したバロック様式の木の彫刻に、金箔が貼られています。
学生も利用できるそうですが、人間の息に含まれる二酸化炭素が本を痛めるために
入場制限がなされています。
天井には各大陸の女性が描かれていて、ポルトガルの繁栄を表しています。
内部の写真はこちらのサイトでご覧ください
コインブラ大学は元はリスボンにあり、コインブラに移り、またリスボンにと数回移転した後に
コインブラに落ち着いたそうです。
図書館を見学後、時計塔の左手を見学。チャペルや博物館があります。
チャペルはドアが閉まっています。ドアの左手にあるブザーを押すと、開けてくれます。
これは調べておいて良かったです。
この写真を拡大(写真の上で左クリック)すると、DVD売りの学生が見えます。女子も美人でした。
男女とも賢そうでした。
広場からは緑豊かな景色が見えます。女子の学生が何やら大きな声で、発表練習していました。
学食です。階段にもアズレージョ
今日の学食メニュー?
構内の中庭、学生がいます
こんな素晴らしい校舎で学べるなんて羨ましいです。
ポルトガルは5月が卒業の時期です。第2週目の火曜日に学生達のパレードがあり、卒業生は学部ごとのシンボルカラーを身に着け町中を行進するそうです。学部のカラーのリボンをマントに着けて街を闊歩していたこともあったとか。リスボンでマントにリボン着けていたのはこれだったのですね。
ちょっと日がずれてしまい見れなかったのが残念でした。
大学を出て友人は水道橋を見に行き、私は国立マシャード デ カストロ美術館に行ってみました。
かなり大きそうなので、すぐ前にある新カテドラルを見学
入館料1€
イエズス会のコレジオ付属教会。1598年~約1世紀を要し完成
パイプオルガンも左右にありました。
ここにはコインブラ大学に初めて留学した、ベルナルド という人が眠っています。
こちらもまばゆい金の装飾
新カテドラルの前で友人と待ち合わせ
ぶらぶらしていたら、一人旅の日本人の男性に会いました。日本人ツアーに紛れて図書館を見学出来てラッキーだったとか。
その後私の友人とも新カテドラルの中で会ったらしく、待っているのを知らせてくれたそうです。
美術館に沿った道を下ると、この美術館の地下にはローマ時代の地下堂がありますが、この道からのぞき見ることが出来ました。
旧カテドラルに出ました。
こちらは1162年に建立されたロマネスク様式の教会です。
ランチはサンタ クルス修道院脇の カフェ サンタ クルスでポルトガルのホットドックにチャレンジ
ウインナーが半分に切ってあり、それにハムが載っている不思議なものでした。
ウインナーはあまり美味しくなかったです。
アイスティーは何処も缶入りのが出てきます。
ホテルの近くにあるワッペン屋さん
小さな店でしたが、いつもお客さんがいっぱいいました。このワッペンを写真の人形のような
マントの裏に付けるのです。
学んだ学科のワッペンをマントの裏に貼り、取得した単位を誇示するのだそうです。
日本でもこういう習慣あればいいのに。。。
警察のワッペンもありました。これって本物?普通に売っているの???
ワッペン屋さんの脇に手芸用品店があり、クロスステッチのテープなど、嬉しいgoodsが沢山ありました。ここの路地は安くて質の良いTシャツのお店や、良いお店が揃っていました。
夕食は友人が見つけてくれた炭火焼の店。
アデガ パソ ド コンデ
Rua Paco do Conde 1
骨付きの豚肉 鳥 子豚の3種類を注文
お野菜もたっぷりついています。
サラダを別に注文・ワイン1本・アイスティーで総額27€
ここは地元でもかなり人気のお店のよう
入口は小さいですが、中は100人くらいは入りそうな大きな店が、9時には満員になりました。
コインブラ大の学生もいました。
大正解 とっても美味しいお店でした
プリンのようにカラメルがのっているアイスクリーム
デザートに食べてみました。とても大きいのでシェアしました。
レストランの入り口です
レストランを出た目の前にFADOの店があります。
コインブラのFADOは男性の歌が多く、女性に捧げるセレナーデや学生生活を歌った明るい曲など、歌い手はコインブラ大出身者が殆どとのこと
ここも友人が昼間お店で聞いてきてくれたので、入ってみました。
リスボンではチャージがあったので、そう思って入ったら、飲み物代だけで聞くことが出来ました。
男性2人が楽器を演奏しながら交互に唄います。
途中から素人さんが飛び入りで歌い始めました。すごく上手です。
左手の白シャツのフリオ イグレシアス似の男性がこの店のオーナー
写真の左端にいるベッカム妻似の女性が奥様
赤いカーディガンの男性も飛び入り
お上手です。
歌声喫茶風になり、盛り上がってきました。
11時を過ぎたので帰ることにしましたが、まだまだ盛り上がりそうでした。
珈琲代 2€ でこんなに楽しめるなんて 素敵!
部屋に帰ると、コインブラ大のライトアップが見えました。