2015年10月16日金曜日

スペイン行って来ました  マドリッド5日目アランフェス

昨日は近郊線に乗るのに飛び乗ったので、今日は余裕を持って駅に行きましょうと約束したのに、友人のノックで目覚めた私。

慌てて着替えてダッシュ、アランフェスに行く電車はSol駅の昨日と同じホームから出るのはリサーチ済みだったので、なんとか予定の電車に飛び乗りました。駅が近くて良かったです。

行先の違う電車が同じホームに来ますので、要注意です。電光表示版でチェックしましょう。2番ホームです。

Sol駅は地下1階が地下鉄の改札口、地下2階が近郊線セルカニアスに改札になっています。
チケット4.05€


エスカレーターを5回ほど下ります、友人にはごめんなさいの出発です。

スペインは電車が定刻通りでした。


Renfe(スペイン国鉄)の時刻表は下記サイトでチェック出来ます。昼間でも時間帯で本数少ないので調べておくといいですよ。
http://www.renfe.com/EN/viajeros/horarios.html





Aranjuezアランフェスには約40分ほどで到着しました。




アランフェス協奏曲は曲名はご存じない方でも一度は聞いたことがあると思いますが、タララ~ンで始まるこの曲です。こちらで視聴出来ますよ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=oVSsnlENCGg





ここは18世紀の宮廷都市でフランスの影響を受け 16世紀 フェリベ2世時代から王室の避暑地としても使われました ベルサイユ宮殿級の大きな宮殿と森のような庭園があり、「アランフェスの文化的景観」として世界遺産にもなっています。

土曜日は市場がでるという情報をブログで得たので土曜日に行きました。実は5月~6月 9月~ 10月の時期にマドリッドからアランフェスまで「苺列車」というのも出ていて興味があったのですが、ツアーのようになっていて拘束時間が長かったのでこちらは断念しました。

市場の情報は非常に少なかったのですが、公設市場付近らしくグーグルマップを頼りに駅から徒歩で向かいました。駅もとっても綺麗です。


駅を出て斜め右手方向に暫く行くと道路いっぱいに衣類や日常品 
野菜果物などを売る市が並び、賑わっていました。


衣類のお店の方が多かったのですが、、、


お野菜や果物が色が鮮やかで新鮮で美味しそうです。
価格表示は1kgの価格です。
好きな量を計り売りしています。


薄いピンク色のペタンコ桃 これは日本では見かけませんが美味しいです。

隣の桜桃も日本のよりは甘さ控えめですが、このぐらいの甘さがいいな~
日本の果物 最近なんでも甘過ぎませんか?


栗も買ってみれば良かった!今頃後悔。。。


ヨーロッパでは珍しい白菜 後に買いましたがレタスと白菜の間のようなお味 
歯ごたえでした。美味しいです。

  

りんごもこんなに大きく赤いのはこちらでは珍しいです。
隣の洋ナシが小さく見えます。

硬い洋梨好きな友人は、日本では硬いのがないってほぼ毎回市場で洋梨買っていました。

一通り眺めた後に公設市場 (市役所のそば)に行ってみようと思いましたが

グーグルの地図はあてにならず、公設の市場が判りません。スペイン語会話集でにわかスペイン語で「市場はどこですか」と親子連れの方に伺ってみたら、さあ大変 スペイン語でぺらぺらぺらと返ってきました。

でもどうやら方角がよく判っていないよう、身振りからすると戻って信号右?って感じだったので、戻りました。途中でお巡りさんが屯っていたので、今度は英語で聞くと、これもスペイン語でお返事が。。。でもそこはもう信号が見える処だったので、ジェスチャー会話でやっぱり信号右ねって感じで行ってみました。



左手奥に王宮が見えるアバストス通りの大きな公園の辺りでもう一度英語で尋ねたが通じず、そこに英語で助けて下さるご夫妻がいて、「すぐ先の左手 上がグレー下が黄土色の建物がそうよ」 と教えて頂き無事到着  土曜市を書いたブログにはこの公設市場から土曜市が続いていると書かれていたし、
グーグルマップはアバストス通りは縦横違っていました。



お肉屋さんにある これは腸詰めにする腸?



もんごういかも美味しそうです。



お菓子屋さんにはドラえもんのクッキーが
  


マドリッドでも英語が通じないことは多かったですが、まあ皆さん親切でなんとかなるものです。

市場の周りには飲食店が数軒あり、歩き疲れたので軽くランチ休憩です。





王宮は駅から並木道を一直線で行けますがそこもかなり歩きます。
それに王宮もとっても大きいです。


さらにお庭はチキトレンという観光用電動電車かタクシーでも使わないと無理な広さです。




王宮の入館料9€       

ここも撮影禁止で写真はありませんが、シノワズリーの磁器の間がマドリッドの王宮の磁器の間より素晴らしかったです。
下記サイトで内部少しご覧になれます。是非ご覧になって下さい。
http://wadaphoto.jp/aranfes.htm



ここでチキトレンに乗ってゆっくりお庭を巡るのも良さそうです。車で5分の処には宮廷の遊戯室 や王家の小舟の博物館もあります。






私達は王宮だけ見てマドリッドに戻りました。


今回のスペインの旅に出かける前に治安が悪くて、日本人はすりに狙われるという情報が多かったので、一眼レフカメラを持たずに行きましたが、こういう景色に出会うとゆっくり撮影旅行をしたいとつくづく思います。



お天気も良くて、庭園も散策したら気持ち良かったかも。。。。 


ホテルでちょっと休憩しプラド美術館に行きました。 

先日見たお土産屋さんの二階にこんなドレスの人形がいました。



4時頃でしたがチケット売り場が意外に空いていました。帰りに判ったのですが6時から無料の日だったので、出て来る時には無料で入る人の長蛇の列になっていました。無料で入るのもいいですが、凄く混んでいるので、その前の時間帯に行くのが空いていて良いかも。

私達はたまたまこの時間に行きましたがラッキーでした。チケットを持っている場合はへロニモスの扉口から入場します。通りの左手 チケット売り場の奥です。


私達は昨日の共通券があるので並ばずに入場。手荷物検査あり、リュックなど大きな荷物は預けなければなりません。撮影も不可。とても広いので沢山の入場者がいても、日本の絵画展のように人をかき分けてというほどではなかったです。



10月から東京の三菱一号館でプラド美術館展をやるので、貸し出してメインがないのではと心配でしたが、逆に何を貸し出したの?と思うほど大作の名画がずらりとありました。

日本語のパンフレットがありました。デューラー・ラファエル・エル グレコ・カラヴァジオ・ヴェラスケス・レンブラント・ルーベンス・ゴヤ・ソローヤ 等々など名画が山のようにあり、館内もとても広いのでこれは何日かかけないと無理です。
スペイン絵画 イタリア絵画など国別に展示されています。

前回来た時は工事中で今回は絶対に行きたいと思いましたが、広くて駆け足で見るにはもったいなかったです。

絵を見るだけでもエネルギーがいるのに、今日の予定はちょっとハードでした。


   



この日は初パエリャを食べましたが、いまいちでした。やっぱりバレンシアに期待です。

どこで食べたかも記憶なしです。 


2015年10月13日火曜日

スペイン行って来ました マドリッド4日目Thyssen Bornemisza美術館

プラド美術館はチケットを買うにも長蛇の列になるという情報を得て、PASEO  DEL  ARTEというThyssen Bornemisza美術館とPrado美術館 そしてCentro de Arte Reina Sofia芸術センターの3館共通チケットをプラドよりは空いていそうなティッセンで購入することにしました。

C.de San Jeronimo サン ヘロニモ通りをSol駅から左にまっすぐ行けばすぐですが、地図も頭に入って来たので、Pl. de  Canalejas カナレハス広場の先から右折 左折と裏道を歩いてみました。

9時過ぎだったので、裏通りのお店は開店準備やまだ閉まっているお店が多かったですが、それでも気になるショーウインドウを眺めたりと楽しめました。

広いPo.del Prado プラド通り  Pl.de Canovas del Castillo カノバス デル カスティーリョ広場の右手 プラド美術館の向かい側に出ると、大きなお土産店が開いていたので入ってみました。






有名な陶器の人形 リヤドロなど なかなか質のいい品を扱うお店でした。
お店の外観も楽しい土産物屋が並んでいました。

ティッセン美術館もこの広場に面した角にあります。10時~なのでしばし門の前で待ちました。



PASEO  DEL  ARTEという共通チケットを買いました。25,60€です。3館別々に買うと31€ですのでお得でなおかつ並ばないで入場出来るのがなによりにメリットです。このチケットは初めて使った日から1年間有効です。

この美術館はドイツ人実業家 ティッセン・ボルネミッサ家が2代で個人で収集した絵画を後にスペイン政府が大部分買い上げて美術館となったものですが、年代別に展示されていますが、その数の多さにびっくりしました。館内もとても広く迷子になりそうです。



朝一だったせいか空いていてゆっくりと鑑賞出来ましたが、ピカソ ゴヤ カラヴァッジョ ルーベンス ドガ ルノワール セザンヌ 等々 正直この美術館だけでエネルギーを使い果たした程 素晴らしい作品がいっぱいありました。



社会見学でしょうか 小学生低学年 高学年 中学生と思われるグループが来ていて、絵の前にしゃがみ込み先生の説明を受けながら鑑賞していました。

海外ではこういう光景によく出会いますが、日本では絵画会場が大変混んでいることもあって、なかなかこういう授業が少ないのが残念です。



本物に触れるということは感受性の高い子供達には素晴らしい授業と思います。

1時間半ほどかけてみましたが、これでもかなり駆け足の鑑賞でした。

SOL駅から近郊線 Cercanias に乗ってKさんのご自宅に訪問しました。一帯は高級住宅が立ち並び大きなプールと防犯用犬を何匹も飼っているお宅が多く ゆったりした敷地はガードの高い塀で囲まれています。

  



トレドの手前のこの辺りは雨が少なく、農作物も小麦 葡萄などわずかな物しか生息できないとか
近郊線に乗ってまもなく乾いた大地の景色が続いていました。

広い敷地には葡萄棚が建物を囲むように作られ、先日もご馳走になった葡萄が沢山実っていました。


日差しを遮るためにと敢えて大きな木にしたオリーブやかりんなどや野菜畑も何か所かあって、管理も大変そうです。






まるで整備工場?のような広い作業部屋にはきちんと整理された工具が並んでいて作業も楽しくなりそうです。

その横には奥様のアトリエがあり、こちらのお宅にも沢山の作品がありました。

ご主人の手料理で楽しい会食が始まりました。

昨日のレストランのお料理で感激していた私達ですが、刺身や寿司が好きというご主人のムール貝 マテ貝 カマローンとい小エビの料理と火加減が絶妙です。


    





鰯も絶品 Carabinerosという蝦は初めて頂きます。伊勢海老よりちょっと小ぶりのこのエビは真っ赤な色で身も味がしかっりしていて美味しかったです。わざわざ仕入れに魚屋さんに行って下さったとか、感激です







 そして葡萄の小枝を暖炉で燃やし火が収まったところでお皿は脇に立てかけて温め、子羊を焼きます。温めたお皿にローズマリーを敷いてその上に日本で買った金網を乗せてお肉を並べると、何ともいえない良いお味に出来上がり~~~




柔らかくてとっても美味しかったです。



その後もコシードというマドリッドの腸詰めの煮込み料理



山羊のチーズに蜂蜜をかけたデザートともう幸せ過ぎです。

青春時代の思い出話や良く食べ 楽しい会話に盛り上がり スペインに来てこんなに楽しい時間が待っているとは思わなかったので、嬉しいサプライズでした。Kさんご夫妻の暖かな心配りに本当に感謝です。

食後は広いお庭を散策したりご近所巡りをし、テラスでお茶を頂き、楽しい時間を充分満喫し、帰りはタクシーを呼んで下さり、SOLまでドライブまで出来ました。電車で30分のところ50€でホテルに戻れました。