オリンピックも毎日盛り上がっていますね。
東京も2度の大雪があり、ソチより寒い日が多く、臨場感も増しますが、大雪が山梨をはじめ多くの処で災害になって、寒い中 車に閉じ込められた方 停電になった方 雪かきの日々の方 本当に
大変なことと思います。
毎日オリンピックのニュースが多く、雪害の報道が遅かったのはツイッターやfacebookでも、
随分話題になっているようです。
国会開催中の政府の対応も遅かったのでは。。。
これ以上のことが無く、早く春になって欲しいですが。。。
で、4年に一度のオリンピックのこと、少しは書いておきましょうと思いました。
私はフィギア スケートが好きでシーズンになると欠かさず見ていますが、今シーズンは高橋大輔選手が 絶好調の後の怪我で オリンピックも出られるのか、ハラハラしました。
なんとか短い期間で全日本から立て直してきたとウルウルでした。
羽生君も以前は漫画に出てくる男の子って感じで、可愛い男の子ってイメージでしたが、逞しくなりましたね。
全日本の時に比べるとやっぱり上がっているのかな~って感じましたが。。。一つ一つの間に余裕がちょっとなかったのが残念でしたが、金メダルは流石です。
男子は世代交代を感じるオリンピックになりましたね。
ショートとフリーの試合をライブで見たので、力が入りすぎたのか、2~3日フラフラになりました(笑)
さて次は女子です。こちらも強い選手が沢山いるので、ドキドキしながら応援します。
そして、ジャンプのレジェンド葛西さんも良かったですね。
ハーフパイプ スノボーも今回初めて見ました。新しい競技の選手は今の子って感じで、羽生君と正反対な雰囲気がまた楽しいです。
頑張りはどの選手も凄いですね。
アスリートの世界ってどんなに努力しても、試合で転んだらそこでお終いになり、自分には到底出来そうもないことを地道にやってくれるから、感動するのでしょうね。
2014年2月18日火曜日
サントリー美術館 伊万里展
ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器 というタイトルが付いた伊万里展を見てきました。
この日も二度目の大雪が東京に降り、六本木のミッドタウンもガラガラでした。
今回はラッキーにも友人の紹介で学芸員による解説を聞くことが出来ました。
過去に行ったドイツのドレスデンの宮殿などに、伊万里が沢山あり、ヨーロッパで日本の磁器が宝物のように扱われていたのは、とっても嬉しかったことを思い出しました。
佐賀の有田で17世紀 1610年代作られていた伊万里焼きの磁器は40~50年後に伊万里の港から全国に流通していたが、同時に長崎から輸出されるようにもなっていきました。
オランダの東インド会社が1602年に設立し、最初は中国から景徳鎮の青花磁器などを輸入していました。17世紀中頃 明から清に変わる頃中国は内乱が続き、景徳鎮の生産が激減します。
また海禁政策などで海外貿易が出来なくなりました。
東インド会社は困り、1610年~1659年代に有田で作られた伊万里を購入することになりました。約1757年まで磁器の輸出は続きました。
最初はそのために中国で作られていた文様の写しを製作していました。
染付芙蓉手花盆文皿が大人気だったそうです。
形はビールジョッキや髭皿 宮殿に飾る大きな壺などが好まれ、ヨーロッパにて磁器に更に金属の装飾が付けられました。
徐々に図柄は日本独特の物に変化して、柿右衛門様式にみられる上絵で赤 青 緑 黄で絵付けされ、染付のしないもの 金の装飾も少ないものになり 花鳥 東洋人をモチーフにした日本オリジナルが、日本独特の「にごしで」と言われる美しい白い生地を生かしたものになっていきました。
ヨーロッパでは大人気となり、後にマイセンが模倣し始めます。
このように中国の模倣柄のオーダーから日本の柄となり、それがオランダのデルフト焼きやマイセンに大きな影響を与えていったのです。
やがて柿右衛門焼きも世代交代や鍋島焼きに職人が奪われるなどで消滅します。
また、ヨーロッパでは王侯貴族が金襴手様式を好み、染付・ 赤 黄 緑 黒を使った上絵・金もふんだんに使い、90cm以上の大きな器が望まれました。
日本の伊万里はこのようにして大人気となっていきました。
磁器と漆の蒔絵を組み合わせたものなども作られました。この作品はドレスデンのアウグスト強王のコレクションにも含まれています。
花瓶 壺には花柄が多く、又、遊女を描いた美人文様も日本の伊万里の特徴の一つでした。
貴族・王族の紋章 やギリシャ神話の注文もあり、当時ギリシャ神話を知る職人はいなかったので、微妙な絵になっていました。
イギリスのバーリーハウスやベルリンのシャルロッテンブルグ宮殿に多く展示されています。
宮殿では左右対称に飾ることが好まれていました。
シャルロッテンブルグ城の画像は下記をご覧ください
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%AE%AE%E6%AE%BF&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=IP4CU7XBDoe6kQXYr4DQBg&sqi=2&ved=0CEMQsAQ&biw=1280&bih=667
1684年に中国が海禁令を解き、展海令を発し輸出を再開しました。
1709年 マイセンが磁器の製作に成功します。
1733年 磁器をこよなく愛したアウグスト候が死去。コレクターがいなくなり
17世紀後半 東インド会社はなくなります。
輸出を再開した中国は伊万里を模して製作し、チャイニーズ伊万里と呼ばれました。
中国との競争に負け、輸出時代が終焉しました。
こういう歴史の中に生きた磁器を見ることが出来ます。
3月16日まで 休館日は火曜日です。
普段見ることの出来ない人形やぎっしりと絵柄で飾られた磁器は圧巻です。
お薦めの展示です。
詳細は下記 サントリー美術館のホームページをご覧ください
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%AE%AE%E6%AE%BF&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=IP4CU7XBDoe6kQXYr4DQBg&sqi=2&ved=0CEMQsAQ&biw=1280&bih=667#q=%E4%BC%8A%E4%B8%87%E9%87%8C+%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8&tbm=isch
この日も二度目の大雪が東京に降り、六本木のミッドタウンもガラガラでした。
今回はラッキーにも友人の紹介で学芸員による解説を聞くことが出来ました。
過去に行ったドイツのドレスデンの宮殿などに、伊万里が沢山あり、ヨーロッパで日本の磁器が宝物のように扱われていたのは、とっても嬉しかったことを思い出しました。
佐賀の有田で17世紀 1610年代作られていた伊万里焼きの磁器は40~50年後に伊万里の港から全国に流通していたが、同時に長崎から輸出されるようにもなっていきました。
オランダの東インド会社が1602年に設立し、最初は中国から景徳鎮の青花磁器などを輸入していました。17世紀中頃 明から清に変わる頃中国は内乱が続き、景徳鎮の生産が激減します。
また海禁政策などで海外貿易が出来なくなりました。
東インド会社は困り、1610年~1659年代に有田で作られた伊万里を購入することになりました。約1757年まで磁器の輸出は続きました。
最初はそのために中国で作られていた文様の写しを製作していました。
染付芙蓉手花盆文皿が大人気だったそうです。
形はビールジョッキや髭皿 宮殿に飾る大きな壺などが好まれ、ヨーロッパにて磁器に更に金属の装飾が付けられました。
徐々に図柄は日本独特の物に変化して、柿右衛門様式にみられる上絵で赤 青 緑 黄で絵付けされ、染付のしないもの 金の装飾も少ないものになり 花鳥 東洋人をモチーフにした日本オリジナルが、日本独特の「にごしで」と言われる美しい白い生地を生かしたものになっていきました。
ヨーロッパでは大人気となり、後にマイセンが模倣し始めます。
このように中国の模倣柄のオーダーから日本の柄となり、それがオランダのデルフト焼きやマイセンに大きな影響を与えていったのです。
やがて柿右衛門焼きも世代交代や鍋島焼きに職人が奪われるなどで消滅します。
また、ヨーロッパでは王侯貴族が金襴手様式を好み、染付・ 赤 黄 緑 黒を使った上絵・金もふんだんに使い、90cm以上の大きな器が望まれました。
日本の伊万里はこのようにして大人気となっていきました。
磁器と漆の蒔絵を組み合わせたものなども作られました。この作品はドレスデンのアウグスト強王のコレクションにも含まれています。
花瓶 壺には花柄が多く、又、遊女を描いた美人文様も日本の伊万里の特徴の一つでした。
貴族・王族の紋章 やギリシャ神話の注文もあり、当時ギリシャ神話を知る職人はいなかったので、微妙な絵になっていました。
イギリスのバーリーハウスやベルリンのシャルロッテンブルグ宮殿に多く展示されています。
宮殿では左右対称に飾ることが好まれていました。
シャルロッテンブルグ城の画像は下記をご覧ください
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%AE%AE%E6%AE%BF&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=IP4CU7XBDoe6kQXYr4DQBg&sqi=2&ved=0CEMQsAQ&biw=1280&bih=667
1684年に中国が海禁令を解き、展海令を発し輸出を再開しました。
1709年 マイセンが磁器の製作に成功します。
1733年 磁器をこよなく愛したアウグスト候が死去。コレクターがいなくなり
17世紀後半 東インド会社はなくなります。
輸出を再開した中国は伊万里を模して製作し、チャイニーズ伊万里と呼ばれました。
中国との競争に負け、輸出時代が終焉しました。
こういう歴史の中に生きた磁器を見ることが出来ます。
3月16日まで 休館日は火曜日です。
普段見ることの出来ない人形やぎっしりと絵柄で飾られた磁器は圧巻です。
お薦めの展示です。
詳細は下記 サントリー美術館のホームページをご覧ください
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%AE%AE%E6%AE%BF&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=IP4CU7XBDoe6kQXYr4DQBg&sqi=2&ved=0CEMQsAQ&biw=1280&bih=667#q=%E4%BC%8A%E4%B8%87%E9%87%8C+%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8&tbm=isch
川崎市民ミュージアム
東急東横線 JR南北線 武蔵小杉駅北口からバスで10分ほど、市民ミュージアム前で下車すると、等々力緑地という等々力競技場やアリーナがある一角にありました。
生憎の大雪の後で寒かったのですが、桜が咲く頃はお散歩するのも良さそうな場所でした。
かわさき市美術展を見たくて行きましたが、建物もなかなか興味深く、また、「昔の暮らし 今の暮らし2014展」や「タベルことにまつわること」 また、タベルこと イキルことに関連した映画の上映会など 盛り沢山の会場に正直驚きました。
悪天候のせいか祝日でしたが、がらがらでもったいなかったです。
映画は一般1200円 シニア 大高生は1000円 障害手帳お持ちの方は介助者1名含み無料で見ることが出来ます。
3月には毎土日に食にまつわる映画が上映されます。
3月8日 土曜日 14時からは「お茶漬けの味」 確か小津安二郎監督 小暮美千代主演の映画 上映あります。
詳しくはホームページをご覧くださいね。
http://www.kawasaki-museum.jp/cinema/?disp=next
タベルことの展示には昭和の初めの婦人雑誌にのったレシピや、戦後の孤児の写真 難民の子供のように痩せてお腹が膨らんでいて、約70年前の日本はこうだったのだと、色々考えさせられたり、懐かしく思ったり、とても良い企画だったので、もっと沢山の方に見て欲しいと思いました。
大正・昭和生まれの方には懐かしいと思う「昔のくらし・・」展も 色々な生活に使われた道具が陳列されています。新しいものではパソコンや携帯電話もありましたが、つい10年・20年まえの物でも
随分古く思い、時が急速に流れていることを感じました。
戦後の日本って年々、流れが新幹線並みになっているんだな~なんて変な感想抱きました。
展示場は現在開催中のものは全て無料で拝観出来ます。
目的のかわさき市美術展は絵画・書道・陶器・家具・工芸等‥多彩で、質の高い作品ばかり
教えて頂いた方に感謝です。
多分知らないだけで、東京周辺の各地にこういう質の高い市民展やミュージアムがあるのではないでしょうか?
多分無料の所も多いと思うので、ネットで調べて、こういう処巡りをするのも良いですね。
生憎の大雪の後で寒かったのですが、桜が咲く頃はお散歩するのも良さそうな場所でした。
かわさき市美術展を見たくて行きましたが、建物もなかなか興味深く、また、「昔の暮らし 今の暮らし2014展」や「タベルことにまつわること」 また、タベルこと イキルことに関連した映画の上映会など 盛り沢山の会場に正直驚きました。
悪天候のせいか祝日でしたが、がらがらでもったいなかったです。
映画は一般1200円 シニア 大高生は1000円 障害手帳お持ちの方は介助者1名含み無料で見ることが出来ます。
3月には毎土日に食にまつわる映画が上映されます。
3月8日 土曜日 14時からは「お茶漬けの味」 確か小津安二郎監督 小暮美千代主演の映画 上映あります。
詳しくはホームページをご覧くださいね。
http://www.kawasaki-museum.jp/cinema/?disp=next
タベルことの展示には昭和の初めの婦人雑誌にのったレシピや、戦後の孤児の写真 難民の子供のように痩せてお腹が膨らんでいて、約70年前の日本はこうだったのだと、色々考えさせられたり、懐かしく思ったり、とても良い企画だったので、もっと沢山の方に見て欲しいと思いました。
大正・昭和生まれの方には懐かしいと思う「昔のくらし・・」展も 色々な生活に使われた道具が陳列されています。新しいものではパソコンや携帯電話もありましたが、つい10年・20年まえの物でも
随分古く思い、時が急速に流れていることを感じました。
戦後の日本って年々、流れが新幹線並みになっているんだな~なんて変な感想抱きました。
展示場は現在開催中のものは全て無料で拝観出来ます。
目的のかわさき市美術展は絵画・書道・陶器・家具・工芸等‥多彩で、質の高い作品ばかり
教えて頂いた方に感謝です。
多分知らないだけで、東京周辺の各地にこういう質の高い市民展やミュージアムがあるのではないでしょうか?
多分無料の所も多いと思うので、ネットで調べて、こういう処巡りをするのも良いですね。
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