2013年11月8日金曜日

南アフリカの旅 ロボス列車 ケープタウンから初日

10月21日 月曜日 いよいよこの旅の最大目的 ロボス列車に乗る日がやって来ました。

9時に迎えの車が来ました。ケープタウン駅の脇にあるロボス列車専用のチェックインを行う建物に行きました。入口では沢山のスタッフがお出迎えしてくれます。
 
 

大きな荷物を預けて、予約を確認し、中に入るとそこはホテルのロビーのような素敵なお部屋です。飲み物 シャンパンやジュース や サンドイッチ 果物を頂きます。バイオリンとギターの二重奏がとても良い雰囲気です。







出発までの時間をここでのんびり過ごします。

ロボスレイルは1989年に開通し最高ランクの設備とサービスで定評があります。内装は木製でエレガントな作りでアフリカの大地を眺めながら極上の料理を頂きます。
古き良き時代の鉄道の旅を満喫出来ます。
客室は36室72名の乗客が乗り込みます。

10時45分 ロボス列車に関しての簡単な説明とご挨拶があり、いよいよ乗車です。客室ごとに名前を呼ばれてその順で駅に向かいます。

歩いて道を挟んだお隣の駅に移動します。この大都市の大きな駅なのに構内に人が全然いないのが不思議でした。




72名しか乗らないのに列車の長い事。私達が乗った車両には3室でした。キッチン車両が1、ダイニング車両が2、ラウンジ車両が2、スタッフ車両が1、動力車両2、動くホテルです。

お部屋はデラックス スイートです。この上にロイヤル スイートという部屋があります。ロイヤル スイートにはバスタブ・シャワーがあります。

私達の部屋にはシャワー・トイレ・洗面台・クローゼット・冷蔵庫などが付いています。


思ったより広くゆったりしています。廊下側の天井に荷物入れがあったり、ベッドの下にも荷物が入ります。ベッドの下に大きな布のバックがあり、その中に滞在中のベッドメイキングやタオル類などが収納されていてホテル同様セットしてくれます。

洗濯も頼めます。滞在中の全ての料金が含まれています。部屋のドアに用事がある時はタグを吊るしておくと、お部屋専用の二人のスタッフが来てやってくれます。

私達の部屋はエリザベスとオニカという女性二人です。電話でも対応してくれます。

お部屋のドアには私達の名前が書かれています。キャビン毎にそのキャビンの乗客名も書かれています。お部屋には名前が付いています。この部屋名はこの列車が初めは家族の為に作られたことから、家族の名前が付いているそうです。

お部屋の片側は全面窓になっていて全開出来ます。ケープタウンから車窓の景色を楽しみながら11時出発です。

まずは車内を探検しました。窓はどこも開けられますが、停車駅では窓も木製のブライドも閉めておきます。






この列車にはテレビ・ラジオ・新聞・ネットへのアクセスサービスはありません。存分にこの列車を楽しむためです。

携帯電話も繋がる処でも公共の場での使用は禁止です。

夕食はドレスコードがあります。

喫煙は喫煙可の部屋もあり、又、最後尾のラウンジでも喫煙出来ます。

食事時間になると鉄琴を鳴らして知らせてくれます。

2両あるダイニングは雰囲気が異なりますが、どちらで食事をしてもOKです。又、見どころの場所に近づくと部屋係が教えてくれます。

今日は午後にマジェスフォンテーンという街を観光しますが、それまでは自由に過ごします。

まずは昼食です。13時にランチが始まりました。ディナーと同じようにまずは飲み物を注文します。のメニューです。

2時間かけてゆっくりと頂きます。

                前菜カレー味ドライカレー風?で美味しかったです
                   主菜 蝦の串焼き 温野菜添え

                    チーズはパスしました

スイーツ
この後ハイティーもあるのに。。。こんなに食べていたら、お腹に隙間がありません。

お部屋の細かい説明書やメニューもちゃんと日本語版がセットされています。

ケープタウンを離れて駅はいくつもありましたが、どこの駅にも人がいません。時々貨物車とはすれ違いますが、客車とは一度もすれ違いませんでした。

アフリカの列車事情ってちょっと調べてみたいです。

ロボスレイルの他にブルートレインというやはり豪華列車はあるのですが。一般の人は移動に列車は使わないのかしら???

地平線にテーブルマウンテンのような岩山が次々と見えます。

線路の近くに道が見えたりしますが、街らしいところはありません。

緑も少なく人も住めないということでしょうか?

ヘックス河 河岸平野ウスター223msを通り急斜面を上りトウスリバー959msに向かいます。

この辺りは南アフリカの輸出用ワインの大部分が収穫される所で数百のブドウ園があり、20近くのワイン協同組合と数ヶ所のブランディ醸造場があり、全国ワイン生産量の1/4が生産されるそうです。どこまでも続くブドウ畑。汽車の旅ならではの良い景色が続きました。


15時30分 4つのトンネルを通過します。三番目のトンネルは13,5kmもあり、通過するのに20分かかりました。





16時半 ハイティー開始。お腹は満腹ですが、様子を見に行きます。サンドイッチや果物・ケーキなどを自由にとる形式でした。

17時45分 マジェスフォンテーン駅に着きました。取りあえず降りてみます。

ホームでデキシーミュージックのお出迎え

子供がやってきます。

駅にある美術館に入ります。昔、ここに人が住んでいた頃の家財道具類が展示されていました。
古いカメラが沢山あって見応えありました。ドレスも素敵です。




お部屋にこの街についてのガイドはありましたが、さて何処へ行っていいやら。。。皆ウロウロしています。駅前は広い道になっていて、木造の綺麗な建物が並んでいます。小説に出てくるような景色です。所々家の中に入ってみます。ホテルだったり、クラシックカーや列車の展示場だったり、なんだか意味不明ながら散策します。駅前の道に古いロンドンバスがあり、乗れるようです。歩いた方が早いようなスピードでゆっくりと駅前を一周していました。







列車の案内書によるとここにはビクトリア時代的な建物などが完全保存されているとか。。。駅前のこの建物群以外に街らしい建造物もなく人もわずかにいるだけで、観光の為に保存された街のようです。

この街に居住した著名人の一人は「アフリカ農場物語」を書いた作家のオリーブ シュライナーという女性です。

古き良き時代を感じて再び乗車。外は寒くなって来ました。

19時30分 ディナー 。とても寒くてドレスに着替えても寒くてホッカイロを忍ばせます。暖房を着けました。パナソニックです。

部屋は暖かくなりましたが、廊下は暖房が入っていますが、連結の所から冷たい風が入ります。

夕食  


檸檬ソースのホタテのグリルの前菜

主菜 カローのラム肉のロースト 
ブルーと白のカマンベールチーズ デザート

2時間半かけてゆっくりと頂きます。

お部屋に帰るとベッドメーキングがされていました。電気敷き毛布が敷いてありました。シャワールームにもヒーターが付いています。


寒いのでお布団にもぐり暖まります。いつの間にか寝てしまいました。時々大きく揺れます。線路のつなぎ目?

長く停車することもあります。単線の場所があるようです。時間調整をしたのかもしれません。

今夜はゆっくり眠ります。








2013年11月5日火曜日

南アフリカの旅 喜望峰

ケープタウン3日目今日は喜望峰をメインに1日観光出かけます。
10月20日 日曜日 Hylton Ross という現地ツアーを利用しました。8時半ホテルに迎えに来てくれます。

タイに住むアメリカ人?ご夫妻とイスラエル人のご夫妻と一緒です。ドライバー兼ガイドはなんと新潟出身の日本人の奥様がいる4か国のmixとおっしゃる白人さんです。

とっても陽気で良く喋るガイドさんです。ホテルを出てウオターフロント側に向かいます。このエリアにはワールドカップも行われたスタジアムがあり、ゴルフ場もありました。
風がとても強いエリアなので、ゴルフは大変かも。。。と思いましたね。

海に面したホテルでアメリカ人ご夫妻をピックアップする際、なかなか出てこないでどうしたのかしらって思ったほど。この日一日マイペースだったですね~このカップル

海沿いの景色の良い道を通りキャンプス ベイまで行きます。昨日はお天気も良く、途中のクリフトン ベイ辺りでボディ ペインティングのイベントをしていて、髪の毛まで絵具だらけの人が沢山いましたが、今日は曇り空で強風。飛ばされそうです。

ハウト ベイから船に乗りドイカー島にオットセイを見に行く予定でしたが、強風の為にこちらは中止になりました。ハウトベイには美味しい魚介類のお店が多いとか。残念でした。

美しい景色を眺めながら海沿いの道を一路 喜望峰へ 
喜望峰自然保護区のゲートを入り岩山の同じような景色が暫く続き、喜望峰に着きました。
アフリカ大陸の最南西端Cape of Good Hopeの標識がありました。


 
 

風が強くとっても寒かったです。
この辺りではイルカ オットセイ クジラが見えたりもするらしいのですが、なにしろ大荒れのお天気。りっぱな天然の昆布がいっぱいあり、オットセイの餌になっているとか。人は食べないそうですが、担いで帰りたいくらいでした。

ここでも10分だから上まで登れないよってガイドさん言っているのに、他の方は登ってしまうし。。。

その後ケープ ポイントへ移動です。このエリアにはボンテポックという鹿やシマウマ マングース ダチョウ ヒヒなどがいるそうです。鹿とダチョウ ヒヒは見ました。

こんなに寒くても季節は春。様々な花が咲いています。



ルック アウト ポイント という展望台に行きます。駐車場で車を降り、ケーブルカーに乗ります。徒歩でも行けますが時間がかかるので往復ケーブルカーにしました。
アメリカ人は行きは徒歩。これで集合時間が10分延期されました。

ケーブルカーの所で他のツアーのガイドさんがなんだか知らないけれど、40ランドで切符を売ってくれるとか。正規の料金は往復49ランド。ラッキー

ケーブルカーをおりると人だかりが。。。ヒヒの写真を撮っています。あちこちにいます。食べ物を持っていると襲われるので注意してとガイドさんに言われています。
オスは体も大きいのですれ違う時怖かったです。

なるべく一人っきりにならないように歩きます。坂道や階段を10分くらい上り、灯台に着きました。
ここでも世界中の観光客が来ていました。色んな言葉が飛び交っています。






雨は降りませんでしたが寒かったです。この辺りは風が強く遭難する船が多かったそうで、灯台が沢山ありました。





てっぺんからはディアス ビーチとその先に喜望峰を見下ろせて、この半島のインド洋と大西洋の両側が見えます





ケーブルカーの上の駅には何やら男性が好きそうな海洋グッズのお店がありました。

下の駅にも数軒のお店があります。アフリカ土産を売っていましたが、ケープタウンより高いお値段が付いていました。寒かったのでニット帽を衝動買いしました。

マイクロバスに戻りヒーターで暖まりたいと思ったその時に事件が起こりました。

なんとヒヒが車の中に居たのです。目の前にはイスラエル人ご夫妻。後ろの座席には私達。一瞬の隙に入り込んだのでしょう。
ガイドさんがすぐ後ろから抱きかかえて外に投げました。牙をむいてヒヒも必死。怖かったです!!!

なんとその時興奮のあまりヒヒが糞を。。。。座席もガイドさんも悲惨なことになりました。
思わぬアクシデントで駐車場の清掃員にお掃除を手伝ってもらったり、ガイドさんは服を洗いに。

誰も怪我しなくて良かったですが、匂うやら、その姿を記念撮影とか言われて「信じられない」ってガイドさん大笑いでした。

今年の5月にポルトガルのロカ岬というヨーロッパの最南端に行きましたがあそこもサボテン系の植物がいっぱいありましたが、ここも同様でした。

そして何故か大陸の端では中国の方と会います。

ケープ半島の右側のサイモンズ タウンに行きます。ここにあるホルダーズ ビーチケープペンギンと呼ばれるアフリカペンギンが生息しています。
少し陽はさして来ましたがまだ風は強いです。
このビーチには駐車場から右手に海岸沿いの住宅地を通って行きます。普通に家が並んでいて
、なんだか不思議です。
5、6分歩くと突然入場口がありました。入場券 45ランド





板敷きの歩道を歩いて行くと人が下を覘いています。風を避けてペンギンがいました。更に行き止まりまで行くと沢山のペンギンが海を背に陸側を向いて並んでいます。
丁度冬毛から夏毛に代る処です。風を利用して毛を飛ばしているようです。ペンギンも寒いのか動きが鈍いです。





しかしこんな住宅地のある浜にペンギンが沢山いるなんて。素敵です。

駐車場の近くの海辺にあるレストランでランチをします。もう1時過ぎていましたが、店内は混んでいました。それぞれが注文します。ガイドさんが4人でシェアしても良いというシーフードの盛り合わせを二人で注文。
これが本当に凄い量でした。伊勢海老1 車海老8 ムール貝 シュリンプ12 白身魚 烏賊(すごく柔らかい) サフランライス付。美味しかったです。今晩はシーフードを食べに行こうと思っていましたが、もう夕食はいらないくらい食べました。チップ込で746ランドでした。
右手の白い建物がレストランです。

駐車場の所には露店のお土産やが並び、子供たちのパフォーマーもいます。


お腹もいっぱいになってテーブルマウンテンの南斜面にあるカーステンボッシュ植物園Kirstenbosch National Botanical Gardenに行きます。ここは予定にはなかったのですが、オットセイが見れなかった代わりに連れて行ってくれました。このツアーの方は花好きな方が多かったので皆楽しめました。

ここまでの道中、お喋り好きなアメリカ人の奥様はガイドさんと南アフリカの人種差別の歴史を話し合っていました。

ここでは入場料はガイドさんが払ってくれました。入場料 45ランド。まずはティータイム。建物の右側にCAFEがありました。並んでいると日本語で可愛い外人さんに話しかけられました。
 



身体を飲み物で温めて園内を散策します。変わった花がいっぱいあり、景観も良くお天気が良い日にはピクニックに来ても良さそうです。

南アフリカの都市には美しい公園が沢山ありました。

ホロホロチョウもいました。後に会った日本人ツアーの方々、テーブルマウンテンは強風で登れなくてここに来たそうです。






 
 
 
 
 
 






 



私達もこの植物園は行って良かったです。ご紹介しきれないほど沢山の花を楽しむことが出来ました。

大きなお店もあり、南アフリカの本も沢山ありました。

4時頃にホテルに到着。一休みします。

夕食はもうちゃんとは食べられそうもないので、ウオターフロントのショッピングセンターにあるスーパーマーケットでタイ製のカップラーメンを購入。これがなかなか美味しかったです。

明日はいよいよロボス列車に乗ります。楽しみです。