2012年5月4日金曜日

ヨーロッパ陶磁器美術館の旅 4

ミラノ発10時5分発スイスのローザンヌに向かいます。Lausanne着14時26分。
汽車も街も綺麗。インフォメーションも両替所もガラガラ。観光客は多いのですが、国民性の違い。
スイスの方はちゃんと仕事しています。何事も迅速にことが運ぶようになって、気持ちまで余裕が出てきました。

美しいこの街には絵付けの材料店があり、今日はそこが目的です。そのオーナーはもう亡くなられたので今はやっているのかなので、店名は省略します。

スイスにはチッキという切符を持っていると、荷物だけ先に目的地に運んでくれるシステムがあり、
私たちはニオンに寄りたかったので、荷物だけジュネーブに

ローザンヌ発11時29分 Nyon着11時54分
ニオンはレマン湖の畔にある小さな港町。ジュリアス シーザーが築いた街です。ここにはニオン城という小さなお城があり、ここにニオン焼きという小花の図柄を主とした繊細な柄の陶磁器美術館
あります。

今夜はジュネーブに泊まります。レマン湖と遠くに見えるアルプスの景色。落ち着いたいい街です。
ジュネーブでは大好きなレースの製品をお買いもの。観光地だけあって物価が高いです。湖のそばのお店は観光客相手の店がおおく、外れると安いお店が見つかります。

ジュネーブからパリにTGVで向かいました。事前に予約して、列車内でフルコースのお食事をしました。11時57分発
パリ リオン駅着15時46分

さすがにパリは人が多いです。Hotel Cayre Copatelに泊まります。
パリのはとバス?観光バスに乗ってベルサイユ宮殿に。宮殿の前が偶然自転車レースのゴールになっていて、大賑わい。
ピンクの大理石のトリアノン宮殿やナポレオンとジョゼフィーヌの別荘だったマルメゾン、なにしろ広大な敷地に大きな建物。絢爛豪華とはここで使う言葉だな~って思いました。

翌日は地下鉄でセーブル陶磁器美術館に行きました。さすが王立窯だけあって作品の素晴らしさに時を忘れます。

1985年8月27日から始まった美術館巡りの旅もいよいよ終わりです。
1か月荷物を持ちながら、沢山の列車に乗った旅は、私には思い出いっぱいの素敵な旅でした。
あれからもう27年。ヨーロッパは歴史に包まれた美しい街並みが多いです。機会があれば是非訪れて見て下さい。

2012年5月3日木曜日

ヨーロッパ陶磁器美術館への旅 3

この旅の話が完結していなくて、なんだか宿題が残っている気分なので、少し間があいてしまいましたが続けますね。

夜行列車で東ドイツのベルリン発22時18分フランクフルト8時45分着。38,2ドル。30分遅れで到着です。

東ドイツにはゆっくり1週間滞在し、特に治安も悪くなかったのですが、なんだかやっぱり暗い空気があり、西側に戻ってホッとしました。

英語が通じる所に戻ったのも、大して話せないにもかかわらず、とっても楽な気分

フランクフルトからロマンチック街道行きのバスに乗りました。
ロマンチック街道は日本人にも人気のコースです。

http://allabout.co.jp/gm/gc/45466/

ローテンブルグでバスを降り、ホテルを探す予定でした。
ところがバスを降りる時に激しく雨が降っていて、スーツケースを引きずりながらのホテル探しは
なんだか大変そう

そんな時ドイツ人のおばあさんが「地球の歩き方」の本を持って
なにやら宿の斡旋をしていました。
おばあさんはドイツ語しか喋らない。私たちはドイツ語は判らない。
だけど、宿探しも面倒なのでついて行くことにしました。
その本におばあさんの家が民宿として書いてありました。
Pension  Kate Mayer 1泊35マルク

おばあさんの家は思ったより大きくて綺麗でした。他にも泊まっている人はいるようです。
夜行列車とバスの旅で疲れていたので、夕食を食べてお風呂に入り早めに寝ることにしました。
私たちの部屋は2階で部屋の隣に浴室があり、寝る時にちょっと不安だったので、廊下につながるドアの鍵をかけて休みました。
疲れていたので爆睡し、朝になりました。

そこで事件が。。。。
おばあさんがなにやら怒って騒いでいます。何を言っているか判りません。朝食付きだったので1階のダイニングに行きました。日本人のご夫婦が泊まっていて、おばあさんが怒っている意味を教えてくれました。

私たちが泊まった部屋の隣にもう一つドアがあり、そこも寝室だったそうで、そこに泊まることになっていた男の子が深夜に帰ってきたら、鍵がかかっていて部屋に入れず、たぶんドアをドンドン叩いたのかもしれませんが、私たちは爆睡していたわけで。。。。。

ホテルではないので、家の間取りも判らないし、ひたすら謝ってご機嫌直して頂きましたが、おかげで美しいローテンブルグの思い出はこの事しか覚えていません。
海外民宿初体験はいやはやとんだ体験になってしまいました。

中世の都市の姿をもっとも完全に残しているところとか、小さな町は観光客で溢れ、日本人も沢山。東ドイツで珍しいものでも見るようにじろじろ観察された日々とは大違いです。ただ、物価が通常に戻っただけなのに、安い価格に慣れてしまっていたので、なんでも高く感じました。

ローテンブルグからまたバスに乗り、ミュンヘンに行きました。

ホテルはアメリカ資本の日本にもあるヒルトンホテルを予約していました。
ここなら安心だろうと思ったのですが。。。
その頃中東で戦争がありました。もう20数年前の旅なので詳しいことは忘れてしまいましたが、ドイツもかかわっていたのか、そのホテルには白いターバンを巻き白い長い服を着た負傷兵が沢山泊まっていたのです。

エレベーターに乗ろうとすると、エレベーターの中に顔を負傷している人や、生々しい傷をおった兵士だらけ。
部屋も壊れている所があり、廊下もなんだか騒がしく荒々しい気配。
1泊で恐ろしくなって、また他のホテルを探すことになりました。

ミュンヘンからバスでノイシュヴァンシュタイン城のあるFussenに行きました。
写真でもよく見る、デェズニーランドのシンデレラ城はこのお城を模したものと言われています。
思っていた以上に山奥で、森と湖がある美しい所でしたが、お城は外観のイメージと違って意外と地味なお城で、フランスのお城のような華やかさはなく、ドイツらしい固い感じのお城でした。
近くでパラセーラーをやっている人をみかけました。
こんな美しい景色を空から見れたら気持ちいいだろうな~と、ちょっぴり羨ましく思いました。
ホーエンシュバンガウ城も見学
行きの飛行機で一緒だった一人旅の女の子と偶然再会しました。

ミュンヘンの駅のそばは治安が悪く、怪しい薬をやっているような人もみかけます。駅の中にホテルがあったので翌日の移動を考えてここに泊まることにしました。Hotel Bundesbahn 148マルク
内部はこじんまりとしていましたが綺麗で、快適でした。
ミュンヘンでは、アルテピナコテークという美術館が素晴らしかったです。

翌日はフィレンツエまで夜行列車で移動です。駅で出発まで待っている間、英語を話す外人さんとお喋りをしたら、なんだか天候が悪く列車が運休になるかもしれないと教えてくれました。
またミュンヘンでホテル探しをしなければならないかと、一瞬不安になりましたが親切な彼が情報収集をしてくれて、列車は出ると教えてくれました。ミュンヘン23時20分発

フィレンツエ9時13分着の予定でしたが、1時間遅れで到着しました。
宿で苦労の連続の西ドイツでした。

列車に乗る時、フィレンツエ行きかと英語で車内の人に尋ねたのですが通じません。何回か言い換えたのですが???
ふと、気が付きました。フィレンツエはイタリア語読みの地名。英語圏の人にはフローレンスなのです。言い換えたらやっと通じました。ベネツエアも英語はベニス。混乱します。国際列車は車両が途中で切り離され違う場所に行ってしまうので、車両のチェックが重要です。

西ドイツから、ユーレイルパスを使い始めたのですが、使用開始の刻印を入れてもらうのを忘れ
列車で仲良くなったブラジル人に通訳してもらい、一安心。
駅でホテルを予約したのですが、長蛇の列、1時間かかりもうぐったりです。

フィレンツエは町中が美術館のよう。歩いて行ける範囲に沢山の教会や美術館・博物館があります。ウフィツイ美術館は有名です。あの頃はそんなに混んでなくゆっくりと見ることが出来ました。
後に爆破事件があり、今は入場も制限をしたり、手荷物検査があり、父と訪れた時は1時間以上並んだのに入ることが出来ませんでした。ハイシーズンに行かれる方は半日は覚悟した方がよさそうです。
私が特に好きになったのは宝飾店が立ち並ぶベッキオ橋を渡った右側にあるピッティ宮殿内にある数々の美術館・博物館です。特に磁器博物館はイタリアの磁器を知る上で、とても参考になりました。

近くにあるトスカーナ料理のレストランで食べたステーキは300gはありそうな肉の塊でしたが、
美味でした。フィレンツエであさりのパスタを食べようとしたら、ここは海じゃないよと言われてしまいました。イタリア人は食のこだわりが強く、後にイタリアに留学した日本人の方に伺った話では
日本食をこっそり食べていたら、そんなに食べたいなら日本に帰りなさいと大家さんに言われたことがあるそうです。
イタリア料理は日本人にはなじみもあり、美味しいですが、それでも毎日オリーブ油の料理を食べていると、日本のさっぱりしたものが懐かしく思います。

フィレンツエの駅のタクシー乗り場で、赤ん坊を抱いたジプシーの女性にお金をねだられて、そのしつこさにぐったり疲れました。駅のタクシー乗り場はスリも多く油断出来ない場所です。

フィレンツエ発14時30分ベニス着18時45分。30分遅れで到着
ベニスは今までと全く異なるまぶしい太陽と、陽気なイタリア人。ヨーロッパは地続きなのに、国で人柄もすごく変わります。
ベニスは世界中からの観光客であふれていました。迷路のような細い路地を歩くのもウキウキしました。大好きな魚介類の料理も久しぶりで、元気が戻って来たようです。ベネチアガラスで有名なムラノ島やレースのブラノ島、5~9世紀に人口2万人もいたというトルチェッロ島見どころも満載でした。ベニスでも駅から乗った水上バスが途中で全員下ろされたり、スーツケースを持ってホテルに辿り着くまで大変でした。Hotel Monte Carlo
交通は水上バス、水上タクシー、そしてご存じのゴンドラです。車は入れません。世界中から観光客が訪れるだけあって、どこを見ても絵になる景色です。
ここにも軍艦が停泊していて、ベニスの景色には違和感を感じました。
ベニスからまた列車でミラノに向かいました。ベニス発16時10分列車はコンパートメント(個室型で6人用)、偶然日本人の男性と同室になり、英語を話すミラノ在住のイタリア人の男性とよもやま話で盛り上がりました。

ミラノ着18時55分(5分遅れ) イタリアに入ってから列車はいつも予定時間に着きません。

ミラノも日本で予約してあったホテルに泊まりましたが、素敵なホテルでした。Hotel Diana Majestic部屋も30畳くらいの広さで、古い建物で趣があります。テレビをつけたら、日本のアニメ「佐助」をやっていましたが、イタリア語の佐助はなんだか不思議です。
ドゥオモの巨大さに圧倒され、サンタ マリア デッレ グラツイエ教会の「最後の晩餐」を鑑賞

久々にショッピングも満喫。ミラノのマダムの大人の雰囲気にあこがれました。あんな風にお洒落に歳がとれたら素敵だな~と感心したり
ミラノは大都会でイタリアの他の土地と違い、道行く人もきちんとしたビジネスマン風の人が多いです。それまで映画などで見ていたイタリア人のイメージとは随分違うように思いました。ベニスではちょっと油断すると騙されそうでしたが、ミラノはきちんとしていました。

イタリアは食べ物も土地により異なり、日本でも東北や関西では異なりますが、イタリアも土地により人柄も随分異なるように思いました。


今回でこの旅の話は終了にしたかったのですが、また長くなり完結出来ませんでした。続きは又後日にしましょう。

インド料理にチャレンジ

連休も激しい雨になってしまいましたが、皆様の所は大丈夫ですか?

最近ブログを読んで頂いている方々から、楽しみにしてますって嬉しいお言葉を頂き、ありがとうございます。

ブログって初めてみたら、一方通行でこれでいいのかな~なんて、時々心配になったりしています。
なるべく楽しい話題を皆様に提供したいと、心がけていますが。。。

私は偏食家で、食べることにはチャレンジャーになれないのですが、インド料理を食べるお誘いがあり
出かけてみました。

場所は地下鉄の「青山1丁目」駅4番出口を出て、右方向に信号2つめの少し先右手2階にある
「ポンディシェリ」というお店です。

南インド料理
http://r.gnavi.co.jp/a486409/menu7.html

本格的なインド料理は初めてだったので、南も北も区別は出来ませんが、
カレー料理は辛いという印象を持っていましたが、マイルドでした。

インド カレーとイメージすると、ナンと思うのですが、ここではナンも5種類ぐらいあり、他にも
ドーサというクレープや、ブーリーという揚げパンなど、勿論バターライスもありました。

インド大使館のイベントにも参加するお店とかで、5種類のカレーをシェアして頂きましたが、
どれも美味しかったです。
場所がらか、外国人のお客様も多いようです。

デザートに食べたインドのアイスクリームも初めて食べる味、触感でした。
ランチはとてもリーズナブルで、ナンやドーサなど追加無料でした。
ランチタイムはランチメニューだけのようですが、他にもマグロのタンドリーとか食べてみたいメニューがありました。

夜はベリーダンスをやる日もあるようです。
詳しい情報は上記サイトにアクセスしてみて下さいね。

都内では高熱がでる風邪が流行っているようです。皆様お気を付け下さいね。

2012年4月29日日曜日

蔦屋代官山店 探検

ゴールデンウィークに入りましたね。皆さんは如何お過ごしでしょうか?

私は実家で過ごすことが多かったのですが、今年は東京で過ごしています。

昨日、今日は東京はとてもいいお天気でした。気が付けば山法師の街路樹が満開になっていました。
東北も桜が満開になったようですね。

前にお話しした代官山の「蔦屋書店」に行ってきました。
http://tsite.jp/daikanyama/access/

普通の書店とはかなり異なり、大人の遊び場にはなかなか良さそうです。

3棟の建物からなり、
本は人文、文学、建築、インテリア、デザイン、車・バイク、写真、カメラ・時計、美術、ファッション、旅行、料理、分類されています。

2階は映画(DVD)、音楽(CD)、そして、真ん中の棟の2階はゆったりとしたホテルのラウンジのようなティールームがあり、サンドイッチやお茶をしながら、販売している本が読めるそうです。

本の分類が例えば車やバイクはメーカー別になっていたり、旅の本も国別になっていてお目当ての本が探しやすいです。

周辺には食事が出来るお店があり、スタバーやカメラのライカの店、自転車の店、ミニカーの店、ペットショップなどがあり、ドッグランもありました。駐車場も120台分ありました。

お天気の良い日にお散歩を兼ねて行くと、気持ちの良い空間になっていましたよ。

ここ数年旧山手通り沿いは閑散として、代官山ヒルサイドテラスも空き店舗が目立っていましたが、
平日だったのに、かなりの人の往来がありました。

TUTAYA効果恐るべしです(笑)

営業時間も書店部分は朝7時~深夜2時まで


2階は朝9時~深夜2時まで、無休です。

この近くにコルドンブルーというフランス料理の料理教室がありますが、ここではパンやケーキを買うことが出来ます。ここのクロワッサンは美味しいです。

http://www.cordonbleu.edu/tokyo/cafelaboutique/jp