岩手県は縦に長い県で四国4県とほぼ同じ面積がある大きな県です。
一関は仙台と盛岡のほぼ真ん中にあります。
この日は栗原市の風の沢ミュージアムを目指します。
カーナビに住所をセットして出発。
田んぼの稲穂も順調に育っています。この辺りは美味しいお米の産地です。
山に向かってカーナビが誘導してくれますが、なんだかいつもと行き方が違うような。。。
どんどん山に入り、気が付けば栗駒高原の世界谷地の看板が現れました。
何故?
http://www.tohokukanko.jp/miyagi/kurikomayama-miyagi/
世界谷地は標高700m地帯にある広い湿原で高山植物を沢山見ることが出来ます。
その近/くにくりこま高原自然学校があります。
http://kurikomans.com
内容はこちらをご覧くださいね。
友人の紹介で前にも伺ったことがあります。このエリアは2008年に岩手・宮城内陸地震で震度6強という大きな地震に見舞われ、このくりこま高原自然学校もかなりの被害だったと伺っていました。
この日も秋に向けて被災した処に業者さんが作業中でした。まだ完全にもとに戻っていないことに驚きました。
この時の体験を元に東日本大震災ではいち早く登米に拠点を開設して、彼らはボランティア活動をしました。
日々変わる必要な物を細かく情報発信していたので、送る側にとっても助かりました。今回同行した友人もこちらに物資を送ってくれました。
予定にはありませんでしたが、立ち寄りました。
丁度今日までの子供達を送って、スタッフがランチの準備中。ご近所の方が差し入れして下さった食材でバーベキューが始まるところでした。
私達までお肉やお芋・とうもろこしを頂きました。とっても美味しかったです。
さてさて、と言う訳で山を下山します。
ペンション 風の彩(かぜのいろ)でカーナビが目的地に到着ですと言っています。
そうなんです。風違いでこちらの住所を入れちゃったのです。
同行した友人がこちらの方々とも親しくて、運よく営業していたので、こちらにもお邪魔しました。
丁度ケーキがあるのよ~~
今日の私たちはなんだかラッキーです。
大きなペンションで緑に囲まれていて気持ちがいいです。このペンションはあまり情報を発信していなくて、殆どのお客様は口コミでいらっしゃっているそうです。
ご自分たちの生活も楽しみながらのゆったりとした経営が、泊まる側にも伝わって居心地がとても良いです。
こちらには黄土汗蒸幕という韓国式サウナもあります。
お風呂も深層水を使っているそうです。
この近くには金明水という湧水があり、一関の友人もわざわざ汲みに来るほど、
美味しい水があります。
今度は泊まりに行きたいです。すてきなオーナーとの出会いに感謝して、さあて風の沢に向かいます。遠回りをしましたが、おかげで楽しい時間が過ごせました。
風の沢は国道4号線から来ると近かったのです。
以前伺った時にはなかった大きなカフェ&ショップの建物が増えていました。
10月19日まで土思考 泉田之也展が開催されています。
こちらは里山に大正時代の板倉の倉庫を利用した民芸館・囲炉裏のある茅葺屋根の民家の現代美術館・公園・御堂・宿舎などがあり、裏山を登ると栗駒山を望める見晴台があります。
この広い敷地を使った展示にはいつも驚かされます。
今回も縁側までも雨戸を土で覆ってしまうという大胆な試みの展示は、作家の方にもわくわくする
表現だったろうと思います。
オーナーの方はこの日開かれる結婚披露宴の準備でお忙しそうでした。
この里山に咲く花を摘んで、綺麗なアレンジメントを作っています。
こちらでも美味しいスイカをごちそうになっちゃいました。
婦人画報9月号にこの近くにいらっしゃる藍染作家の方の着物が掲載されています。
こちらでも撮影されました。
アポイントもとらずに訪問しましたが、どちらでも暖かいおもてなしを受けて、綺麗な空気をいっぱい吸って、風の音が心地よい
東北の良さを満喫した一日でした。