気が付けば4月もあとわずかですね。日本はGOLDEN WEEKと呼ばれる連休に入る時期になりました。
天候もやっと穏やかな晴天が続いています。
友人に誘われて群馬県の
猿ヶ京温泉という処に行ってきました。
上越新幹線 上毛高原駅下車 バスかタクシーで行きます。バスは猿ヶ京温泉行 880円
タクシーでは5460円。
バスは1時間に1本くらい新幹線の到着時間に出発合わせているようでした。
何人かでタクシーで行くのがお薦めです。
古くは江戸時代に関所があった町で、上信越高原の雪を抱いた山々が美しく、赤谷湖が眼下に広がり、桜もまだ咲いていました。
地元の方に伺ったところ、関越自動車道や上越新幹線が出来てから、ここは通過点になってしまい、三国トンネルを通れない大型車両が行きかうだけとなったとか。
確かに温泉宿はあるものの歩いている人が殆どいません。この近辺は温泉もあちこちにあるので、よっぽどの宣伝活動をしないと集客は難しいのでしょうか。
私自身も今回行くまでは猿ヶ京温泉が何処なのか知りませんでした。
そこで町興しをしようと今回 初めて音楽祭が催され、その企画 実行の中心になった方が私の友人の友人でした。
この方は以前 東京の西麻布でライブハウスを経営していた方で、猿ヶ京に移り住み今はこちらで
HUMPTY DUMPTYという音楽とインドカレーのお店を経営しています。
その人脈で今回参加してくれるミュージシャンを集め開催となったとか。
参加者はペドロ&カプリシャスのボーカル 松平直子 ちゃるぱーさ 寺原太郎 バカボンヌ もどき Nashuville Boys 2015 高木知彦 赤井長久 Reunion バカボンヌ マサラワーラー 千葉オープリーバンド 歌う精神科医タケヒロ APEX 等々
主にライブハウスなどで活躍しているシニアバンドの方が多く カントリーやJAZZ フォークソングなど懐かしい曲がいっぱいでした。
昼にはインドカレーのパフォーマンスもあり、こんな守護神 猿を食材で描いたカレーを参加者全員で頂きました。

特に私が気になったのが
ちゃるぱーさというグループで 日本で唯一のアフガニスタン音楽を演奏
します。
http://chevre.blog.shinobi.jp/
こちらで曲が聴けます
https://www.youtube.com/watch?v=eWdpnLRuEiA
http://srgmtaro.jimdo.com/movies/
楽器もラバーブという桑の樹をくりぬいて作った弦楽器 弦が17本あり 三味線に似た音色の物や
タブラという木で出来た太鼓と金属で出来た太鼓の2個でワンセットの楽器 木の方が高音を奏で金属は低音がでるそうです。
譜面はなく音を言葉で教わるとか、木の方の音の言葉 金属の音の言葉 合わせた音の言葉とあり、なかなか覚えるのが大変そうでした。
ハルモニュームという楽器も初めて知りましたが、足踏みオルガンの手動版のようなもの 前方にアコーディオンのような蛇腹が付いていて 鍵盤もある 珍しい楽器です。インド パキスタンなどでも使われているとか
そしてインドの横笛バンスリー 80cmもある長い竹笛 フルートのような良い音色です。これを演奏するのは手塚治虫のアニメ
ブッタの挿入曲や映画
るろうの剣心の挿入曲を演奏なさっている寺原 太郎氏
そして唯一の女性ボーカル&ゼルバガリーという脇の下に抱えて打つ太鼓担当の やぎちさとさんはアフガニスタンの民族衣装も良く似合う 美しい方で 声がハスキーともちょっと異なる不思議な魅力のある声で 初めて聴くアフガニスタンの曲でしたが、とっても心地好い楽曲ばかりでした。
会場は三国館という劇場と古民家 蔵屋敷の2ヶ所で開催されましたが、蔵屋敷は昔 蚕を飼う茅葺の大きな農家の建物だったようで、その2階は何故か不思議にこの音楽がぴったりとはまり、奏者の方々もとっても気に入って、またやってみたいと言っていました。
気になる方は 5月22日 東京
西荻窪のライブハウス
音や金時で演奏なさるそうですよ。
夜に
HUMPTY DUMPTYで出演者の方々と共に、食べて飲んで良い感じになった頃、勝手にみんなが演奏したり歌ったり。。。こちらもプログラムに組み込まれていたのですが、周知されてなかったのか、殆どが出演者の方でアットホームなライブハウス感が楽しい一夜でした。
地方にありがちな何かやらなければと思う中年層と、すっかりやる気も無くしたシニア層がいるようで、果たして第2回が開催できるのかですが?
町興しは地元の人がまず沢山参加しないとなかなか成功しないので、意識改革啓蒙運動も必要でしょう。
いつの日か1回目はこうだったねと言えるような音楽祭に成長することを祈っています。