旅行に行く時に行った方のブログや旅行社の現地駐在員のブログなどで下調べをしますが、ここの情報は「地球の歩き方」にちょっと載っていた程度でした。
ロシオ駅からシントラ行きの電車に乗り、約15分ほどのケルース べラス Queluz Belas駅で下車します。電車内に次に停まる駅の電光表示がありました。急行は停まらない駅なので、気を付けて下さい。切符はチャージしたカードでOKです。
本には駅から徒歩20分くらい。簡単な行き方は書いてあったのですが、改札を出た所から左右どちらに行っていいやら。20分知らない街を探し歩くのは大変と思い、右手に出てみました。
ちょっとした広場になっていてバス停がありました。バスの運転手さんに聞くと、親切に降りてきて、バス停の時刻表と025番のバスだと教えてくれました。
1時間に2本。0分と30分発です。暫く待つと11時59分バスが来ました。ちょっと心配しました。あまり待つようならタクシーに乗ろうかと思いました。流しのタクシーを拾えるのですが、タクシーも来ませんでした。
ここのバスもリスボンでチャージしたカードが使えます。
バスはいくつかの団地?をぐるぐると周り、いつの間にか乗客は私一人になりました。普通の郊外の住宅地という感じの街で、本当にここに宮殿があるのかしらと思いました。
バスに15分くらいは乗ったように思います。宮殿の所がこのバスの終点になります。
突然目の前にそれらしき建物が見えました。運転手さんも教えてくれて、到着
宮殿前のバス停 帰りもここから乗ります
そこには宮殿の他に軍事用の建物?(中に戦車が見えて、兵隊が立っていました)がありました。
宮殿で働いていた人たちの宿舎だった建物は、今は泊まれる施設 ホテル
になっています。
ポルトガルではポウザーダという国営ホテルがあり、このような歴史的な建物が使われていたりします。
この宮殿はドナ マリア1世の夏の離宮として18Cに建てられ、現在もレセプションなどに使用されています。森のような庭園はフランス庭園とイタリア庭園があります。
正式名はPalacio Nacional de Queluz です。入館料 8,5€ シニア料金 大人 10€
www.parquesdesintra.pt
小ベルサイユの異名を持つというだけに、内部は素晴らしい部屋の数々です。全部の写真はアップ出来ないのが残念です。
各部屋には英語の解説書が置いてありました。
ガイドブックでは見学はガイドツアーになっているとありましたが、入館者も少なく自由に見学出来ました。
絵付けされた磁器もいっぱいありました。
この図柄の器は晩餐会用なのかフルピースありました。紋章がデザインされているようです。
シノワ風もありました。
発見の時代を描いたアズレージョがある「ソデの間」
手前にあるのは赤ちゃんようのベッドのようです。
玉座の間
シャンデリアはベネチアグラスです。
内装も家具もみごとな物ばかり。こんなに素晴らしい宮殿が大きく紹介されていないのが不思議でした。リスボンからも近いのに観光バスも1台しかいません。
庭にある「ライオンの階段」という水路のようなもの
このアズレージョもすごかったです。是非クリックして拡大してご覧ください。
数名の方がドイツ語で解説を受けていたので、ちゃっかり一緒に行けば、庭園の見所が判るかしら
と思ったのですが、これで終了の様子でした。残念!
これは何か判りますか?
トイレです。
ガイドマップを貰いましたが、この庭園も何ヘクタールあるか判らないほど広いみたいです。
乗馬の訓練場もあるようです。庭園内にある彫刻や絵付けされた磁器の置物も
写真が撮りきれないほど沢山ありました。
宮殿好きの私には大満足の場所でした。
バスで駅まで戻りました。駅前にニコルという日本のドトールのような軽食のチェーン店がありましたが、ロシオに電車で戻りました。
ロシオ駅の目の前にあるゆで豚サンドの美味しい店Fatura Simplificada に入ってみました。
サンドイッチはかなりボリュームがあるようなので、立ち飲みでエスプレッソとナタを注文しました。 両方で1,6€です。次々豚肉サンドを買いにお客さんが来ていました。
ポルトガルでは店内で立ち食い 立ち飲みが普通です。持ち帰りする方も多いです。
同じものでも席に座ると料金が高くなります。
リスボンに着いてからファドを聞きたいと、ホテルでクラベ デ ファドという有名なお店の予約を頼んでいたのですが、夕食別で9時から3人では予約を受け付けられないと言われて、やむなくホテルお薦めのお店に食事付で予約してもらいました。
Casa de Fados 住所 Rua da barroca、54/56 tel 21 342 67 42
Praca Luis De Camoesの近くです。
タクシーを呼んでもらいました。
タクシーは流しでもひろえます。呼んでもらうと2個あるメーターの右側に呼び出し料金がでます。
トランクに荷物を積んだ時もこの右側に加算料金が表示されます。黒に緑のタクシーは呼び出し料1,6€ 荷物料 1,6€でした。それと左側の運行料金が別に表示されて、降りる時にそのトータル料金をボタンを押して表示してくれます。
まだ通っていない道をとばして走ります。この国の方々、運転はかなり乱暴です。タクシーも身体が振り回されるような運転が当たり前でした。
夜のリスボンの街もガス灯のような街路灯の明かりが、ムード満点できれいでした。
先日行ったエレベーターの上の街の方でした。細い迷路のような所でタクシーで行って正解でした。
行ってみて判ったのですが、このお店も食事からするお客で満席でした。食事が一通り終わる頃、9時ごろからファドが始まりました。数曲歌うと次の人が出てきて、時間が遅くなる程上手な歌手が出てきました。
ファド=演歌って勝手に思っていて、もっとおどろおどろしているかと思っていたら、意外にスーと入ってくる聞きやすい曲や明るい感じの曲もありました。
お隣の席のご婦人はかなりのファド好きな方らしく、お店の方ともなにやら話していました。歌詞が判らないのが残念でしたが、料理がとっても美味しくて雰囲気も良く、付き合ってくれた友人も気に入ってくれたので、良かった!
ムール貝のガーリックソースかけ
久しぶりに肉を食べました。付け合せのお野菜もたっぷりです。23時半ごろ、まだまだこれからって雰囲気でしたが、明日の事を考えてホテルに帰ります。食事なしのお客様はこの時間から受け付けてもらえます。納得でした。
タクシーを呼んでもらいました。外はまだ夜遊びの人たちが沢山いました。
今日の歩数は 11097歩でした
サンタ クルスに行った友人の話では、すっかり現代風リゾート地になってしまっていて、サウダーデ(郷愁)って雰囲気ではなくなっていたそうです。
1 件のコメント:
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