2013年3月13日水曜日

菊池寛実 智美術館

3月もあっという間に半ばになり、寒暖の差も激しくなりましたね。

前にもご紹介した、菊池寛実(かんじつ)智美術館に行ってきました。

今、三輪壽雪・休雪 親子展が開催されています。萩焼の重要無形文化財保持者である壽雪は茶陶を中心に制作を行い、鬼萩手と言われる力強い作品はその迫力に圧倒されます。

息子の休雪は陶土を使った彫刻家と言える独創的で、芸術的作品です。

3月31日まで開催されています。

今回は作品を見ると同時に敷地内にある洋館の見学を致しました。



この建物は大正時代に建造され、国の登録有形文化財に指定されています。

屋根は東京駅と同じ雄勝のスレート材で作られています。外壁は煉瓦が使われ、エントランスを入ると孔雀のステンドグラスがあります。これはティファニー作ではないかと言われているそうです。

高層のビルに囲まれるように建っているので、当時のような陽がさすことはなくなっていますが、
それでも刻々と変わる太陽の位置で、絵が変化する様は興味深いものでした。


実はこの建物は昭和54年に火災で和風の本館は消失し、かろうじて洋館は一部を焼失。
菊池清訓氏により復元されました。


カーテン・家具・建具等大正期の洋館の特徴を残しています。
現在でも迎賓館として使用されており、企画展などの際に見学できる機会があります。
ご興味のある方はこちらのサイトでチェックしてみて下さい。
http://www.musee-tomo.or.jp/

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