以前 ご紹介した藤本 能道氏の陶芸展を見に行きました。オークラホテルの近くにある
菊池寛美 智美術館です。
こちらのオーナーはニューオータニ ホテル内にある寛土里(かんどり)という陶芸作品 作家者のお店を経営なさっています。
藤本氏とも生前から展示会を行ったり、親交があり、其のため藤本氏が窯を開けると1番の出来と思われるものを所有されていたとか
代表作の多くを所有されているそうです。
そして、智美術館も実は 藤本氏の作品を陳列するために設計されたそうです。
今では他の作家の展示会も開催していますが、
ですから、藤本氏の作品はこの展示室で見ると、より完成したものとなるとか。。。
力強いフォルムと繊細な描写が確かにここでは更に生き生きと輝いて見えます。
幸いにも 藤本氏の内弟子だった末岡 信彦氏が解説をして下さり、作品の説明だけでなく、その作品を製作中のエピソードなども伺えて、とても有意義な時間を過ごしました。
残念ながら写真は撮れないのでありませんが、、、以前にも拝見したことがありましたが、今回初めて晩年の作 辰砂を使った作品も見ることが出来ました。
私は初期の白釉に描かれた鳥の作品が好きです。
6月29日まで開催されていますので、お薦めです。
敷地内もゆったりとしていて、洋館や仏間などの別館(公開は限定されていますが)もあり、
館内にはレストランもあります。
その日館内で細川氏と遭遇しました。あの方も陶芸をなさっているので、交流があるのでしょうか?
昔 藤本氏の作品を初めて見た時から
こんな作品にチャレンジしてみたいと思っていましたが、無理だろうと漠然と思っていました。
それから数十年の月日を経て、偶然にも内弟子の末岡氏から指導して頂けると機会を得ることが出来ました。
洋絵付けはかれこれ30年以上続けてきましたが、和陶はちょっと体験した程度
藤本氏の釉彩は難しい技法です。
器は末岡先生が作って下さり、素焼きの段階で下絵を描きます。
素焼きの上にすでに釉がけしてあるので、下絵も注意深くやらなければなりません。
この鉢は直径30cmほどの大きなものです。
私が描いたものなので、藤本氏の話をしたところに出すのもお恥ずかしいのですが
内側は呉須で胡瓜の枝を描いてみました。
外側には下絵で骨描きした後、上絵で色付けしました。
こちらは八角皿に白鳥 小紋柄をあしらいました。
2年やってみて、和陶は色を綺麗に出すことだけでも、とても難しいと判りました。
そこで、更に基本を先に勉強した方が良いように思い
今は有田の絵付けを勉強し始めました。
洋絵付けよりは大胆な絵付けが出来る処は気にいっています。
まだまだ道は遠く険しそうですが チャレンジ好きな私にはあっているかもしれないです。
稚拙な作品ですが、また、ご紹介しますので、ご覧くださいね
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