リーダーシップ111 キャリアサポート委員会主催のタイトルの演目のシンポジウムに行って来ました。
この委員会は若い女性のキャリア支援の取り組みを行っています。
今回は企業に勤める女性の管理職・リーダーの現状や心構えなどについて、パネリストによるお話を伺いました。
コーディネーターは独立行政法人国立女性教育会館 理事長の内海 房子氏
パネリストは
セブン&アイホールディングス会長 鈴木 敏文氏
エクスプリム社長 マニグリエ 真矢氏
資生堂会長 前田 新造氏
NTTコム チェオ社長 小林 洋子氏
の4名の方々
マニグリエさんはフランス人で来日24年 セゾングループをはじめ数々の日本企業で就労後
現在の会社を設立され、OSAKA光のルネサンス日仏交流プロジェクト・コンセプターなども務められています。日本人以上にきれいな日本語でお話しになり、日本文化の良い所をみごとにフランス人の感性で商品化されています。趣味は鼓だそうです。
小林さんは日本電電公社入社後、現在のNTTに至るまで現在のNTTロゴマークの作成や、OCN事業の立ち上げ、2005年にはOCNの会員数NO。1のプロバイダーにするなど、素晴らしい業績の持ち主。日経WOMAN 2009年のWOMAN OF THE YEARの一人にも選ばれた方です。
そうそうたるパネリストのお話に約2時間があっという間に感じましたが
一番驚いたことは日本における女性の管理職の割合がわずか9,4%ということでした。
世界で一番女性管理職が多い国はノルウェーで40%以上です。
日本は教育水準も高く、高学歴率も高い国であり、昨今大学受験では女性の方が点数も高い人が多いと聞いていましたし、少なくても学校を卒業するまでは男女の差別はほとんどない国であるにも拘らず、なんということでしょうか!!!
私はいわゆる会社という組織に属したことがありません。しかし、周りには企業に勤めバリバリと仕事をこなすスマート女性は沢山います。
鈴木氏や前田氏のお話では、女性を管理職にする取り組みについてのお話がありましたが、まだまだこういった取り組みも氷山の一角とか
企業の取り組みと共に、女性が仕事を続けられる環境整備や、また、チャンスがあったら断らないでチャレンジする気持ちが大切、「はい、やらせて頂きます」と言い続けてきた小林氏の話はユーモアを交え明瞭でさすが男社会で、現在のポジションをつかんだ才知を感じました。
OCNのサポートセンターの仕事は在宅で行われていて、センター員は自宅に居ながら仕事が出来るとのこと。勿論難度の高い知識がなければ出来ない仕事ですが、沢山の女性も難関を突破して就労しているそうです。
その為育児期間中の女性だけでなく、リストラや定年を迎えた男性なども多く、昨年の震災時に東北地方で停電などが生じサポート出来ないエリアに代って、他方でカバーが非常にスムーズに行われたのも、在宅就労ならではことだったとか
少子化が進み女性の就業が多く求められる時代に、結婚しても子供が出来ても働けて、育児休暇を充分にとれて、尚且つ復帰できる環境を作ることは、日本の経済にとっても大事なことですよね。
シンポジウム後ロビーでパネリストの方々と名刺交換などがありましたが、檀上以外でのパネリストの皆様も、とてもフランクで仕事だけでなくお人柄も素敵な方々でした。
たまには知らない世界のお勉強もいいものですよ!
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