2013年10月27日日曜日

南アフリカの旅

先月入院したばかり、まだお粥を食べていた身でアフリカに出かけるのは、正直不安いっぱいでした。実はこの旅は2年前にある旅行社のパンフレットでロボス列車というのを知った時から始まりました。アフリカと言うことで日程が長く旅費も高めです。私はタウン派なのでそれまではアフリカに行きたいとは思っていませんでしたが、乗り物は大好きです。この列車は乗ってみたいと思いました。

一緒に行ってくれる人がいるかしら? 一人ではとても高くて行けない。。。そんな思いでまずは相棒探しからでした。

やっと行きたい!って言ってくれる方が見つかり、計画開始。
いつものようにネットで調べて、銀座にアフリカ専門の旅行社 Max Safariがあり、そちらに連絡。せっかく行くのだからロボスだけでなくということで、ジンバブエのビクトリアフォールズ 世界三大瀑布の一つです。ケープタウンではテーブルマウンテン・ペンギン・オットセイ・喜望峰も見て、プレトリアではジャカランタの花を見たい。

ジャカランタの花は10月から11月

なので、10月半ばから出発と決まりました。円安になってきて旅行社も価格を決定するのが大変だったそうです。とても良い旅行社で親切に対応して頂きました。価格が高めになるので、飛行機は香港から先は南アフリカ航空を利用、ホテルのランクもロボスに合わせた良いホテルを設定してくれましたが、1ランク落としてお願いしました。

これで一般のツアーとあまり変わらない(列車料金分だけ高く) 私が最初に見た料金よりはずっと安く出来ました。

この秋の旅はどうも台風にぶつかります。

10月15日羽田空港から香港にキャセイ航空で行きました。
家を出る時はまだ雨も小降りでした。地下鉄と京浜急行を乗り継いで羽田へ

羽田の両替所で南アフリカ通貨の両替が出来るか聞くと出来るということで取りあえず1万円両替しました。USドルから両替出来るか尋ねたら、一度円に換金しないとダメとのこと。円をもっと持っていけば良かったです。現地でも円から南アフリカ通貨ランドへの換金率の方がUSドルからよりも良かったようです。10ランド紙幣がいっぱいでお金持ちになった気分です。

16:40発CX549便 雨は激しくなってきましたが定刻通り出発。たいした揺れもなく約4時間で香港到着香港時間 20時 時差は1時間遅れ

荷物は最終目的地のビクトリアフォールズまで手続きしてあります。搭乗券は香港からヨハネスブルグまでのは羽田でもらいました。ヨハネスブルグからビクトリアフォールズまでの搭乗券が欲しくて、空港内のインフォメーションで南アフリカ航空会社のカウンターの場所を聞きました。
何度聞いても聞き取れず書いてもらいました。
港龍航空 代理と漢字で書いてもらって納得。19番ゲート近くのカウンターへ
しかしここでも搭乗券は発券出来ないとのこと、ヨハネスブルグでやるしかないようです。

次のヨハネスブルグ行きは23時50分発SA287便
充分すぎる時間を空港内で過ごします。香港空港は沢山のお店があり、中華料理のフードコートもあり退屈しません。キャセイで機内食で豚肉の中華風料理を食べたのでお腹は空いていません。

私はマカオへのフェリーカウンター前のスモーキングルームで1服です。さすがに香港は暑いです。
全日空のマイレージは南アフリカ航空と同じグループなので、ゲートでつけて貰いました。
今回は5回南アフリカ航空に乗るのでマイレージがどのくらいつくか楽しみです。

真夜中に搭乗。南アフリカ航空は搭乗するとCAが殺虫剤をまくと聞いていましたが。。。
やりましたね~両手にスプレー式の殺虫剤を持って最後尾から通路の天井に向かって目いっぱいまいて行きました。咽て咳が出るほど。。。しかしこの儀式、他国から南アフリカに向かう便だけ行っていました。国内便や南アフリカから出る便ではやらないのです。
マラリア怖いの南アでしょう???と思いましたが。

1時間ほどして食事。中華風牛肉料理とおやつはババロア。味は美味しいです。
12時間でヨハネスブルグに到着です。朝の6時に朝食の機内食。

食事の間にお腹が空いたらカップラーメンが貰えるとか。
南アフリカ航空は食事は美味しいです。機内は香港からの便なので中国や韓国の方も多いく
満席。アフリカは今 春なので旅行にはベストシーズン どこの空港も混んでいました。

機内の映画も日本語訳のものは少ないです。

10月16日7時15分ヨハネスブルグ到着。南アフリカです。日本との時差7時間遅れです。

入国審査 手荷物検査を通過 結構混んでいて時間がかかりました。イミグレーションの済ませて、進むと航空会社のカウンターが出てきます。ここでチェック イン 搭乗券をもらい、マイレージも付けてもらいます。ここにはリクライニングの椅子もあり休憩するには良い場所です。

今回の旅では飛行機の乗り換えが多いので、乗り換え時間は長めの3時間半以上に設定していますが、アフリカに入ってからはこの時期は混んでいるのでぎりぎりだった所もあります。長めに設定することをお薦めします。

私達は台風をかわせましたが、後の便の方は香港まで3時間遅れで着いて乗り換え便に間に合わず他の飛行機も設定出来ずに香港に1泊したツアーもありました。帰国後大変な台風だったことを知りました。本当に危なかったです。

ヨハネスブルグの空港内もショップはいっぱいあり、アフリカの民芸品のお店も幾つかありました。
まずはお水を買おうとbarのような所へ。。。500mlのペットボトルが2USドル。友人は60ランド払ってしまいました。多分16ランドだったのでは   ですが 相手も何も言わずに受け取ったのです。着いてすぐでまだ通貨が頭にしっかり入ってなかったのですが、後で考えたら多すぎです。

気をつけないと~~~でも、それ以降この空港を3回利用しましたが、こんなことはありませんでしたけれど、油断は禁物です。

スモーキングルームは ハーゲンダッツアイスクリームショップの脇にあるエスカレーターを上がり右手奥に 立派な飲み物も飲めるラウンジがありました。


免税にしては売っているものが安くはないように思いました。ここはカードも利用出来ます。

ゲートは長いエスカレーターを下った所にあり、バス乗り場のように広く幾つものゲートがありここからバスに乗って搭乗しました。
この場所は椅子も少なく休憩するには不向きです。
水を買ったり出来る店はありました。





ビクトリアフォールズへ 10時50分発 SA040便 時間通りの搭乗だったのに出発が40分遅れました。機内食にサンドイッチが出ましたがこれがとっても美味しかったです。

12時50分(12時35分着の予定でしたが)ビクトリアフォールズ着
タラップを降りて歩いて空港建物に入ります。私達のスーツケースが見えたので一安心。同行の友人は南米で何度かロストバッゲージを体験しているので手荷物に対策衣類などばっちり用意していました。私は下着程度しか持っていなかったので、実はちょっと心配でした。

本当に小さな空港ですが、ここでビザを取得しなければなりません。イミグレーションとビザ取得は同時に行われます。到着前に機内で入国カードをもらい記入しておきます。1回入国でシングルビザ ボツワナのチョベ公園に行く方はWビザを取ります。列は建物の外まで。何処がシングルの列かも判りませんが取りあえず並びます。途中でシングル Wの列の指示がありました。

英国航空とほぼ同時に着いたせいか物凄い混雑。ちっとも進みません。周りの外国人と顔なじみになるほど並んで(約2時間)やっと30USドルでビザを取得しました。ヨーロッパ通貨でもOKです。

ここからボツワナのチョベ国立公園に動物を見に行くのも良いのですが、そのためには日帰りでもジンバブエのWビザを取らなくてはいけません。45USドルです。

また、ビクトリアフォールズはジンバブエとザンビアに面しているため、滝観光日帰りは原則 SビザでOKですが、ジンバブエ再入国の際にビザを取らされることが多いので、予めWビザをお薦めだそうです。外貨を稼ぐところですので仕方ないですが。
ザンビア入国もビザ必要です。日本で取得可能。シングル6200円 マルチ 8500円 日本ではWビザはとれません。Wビザは80USドルで現地でのみ取得可能です。

ザンビア大使館 http://www.zambia.or.jp/index-j.html

ジンバブエから日帰りでザンビアに行く時は国境でデイ トリッパービザが20USドルで取得可能ですが予告なくこれがなくなることもあり、その時はシングルビザをとります。
判りにくいですが、つまりデイ トリッパーが無い時はWビザかマルチビザが必要。更にジンバブエビザも必要です。

勿論パスポートは忘れずにです。

ついでに南アフリカは短期観光にはビザ不要です。

ジンバブエは通貨が不安定なので、USドルを使います。カードも請求までに換金率が激しく代るので使わないでと言われてきました。もっとも数年前から外国人が使うカードはUSドル換算になったという情報もありましたが、まだ使って大丈夫だったとの話は聞いていないとのこと。是非トライしてみてと言われましたが、そんな怖いことにはチャレンジャーにはなれません(笑)

他の日本からのツアーは次の予定に間に合わないので、現地の旅行社に手配してパスポートを後から空港に取りに行き、次の行動に移ったとか。個人旅行はそうは行きません。
アフリカの空港は時間がかかるということをしっかり学習しました。最もこの時期が一番混むそうですが。。。

予定では2時間くらいホテルでゆっくり出来るはずが30分くらいしかありませんでした。
空港へは現地旅行社が迎えに来ています。5組ほどマイクロバスに乗り込みました。ドライバーは2時間待ったそうです。空港を出ると外には部族のスタイルのパフォーマーがいました。

空港の建物以外何もない処からビクトリアフォールズの街に向かいます。
すでに周りはサファリです。突然小さな街が現れました。銀行や郵便局がある小さな街です。
タクシーも空港に5台くらいいたかしら。バスも地元はトラックの荷台のような乗合の車だけ。
手配でないと行けない理由が判って来ました。
携帯もつながらない所が多そうです。と言うかここでは電気は貴重なものだと思います。

乗合送迎バスなので、他の方のホテルに寄りながら20分くらいでVICTORIA FALLS SAFARI LODGE に2泊します。
このホテルはお友達が行くなら是非と勧めてくれたホテルです。

次にザンベジ川サンセット クルーズに行きます。迎えの時間まですぐになってしまったので慌てて準備します。長いフライトからこの忙しさはちょっときつかったです。
迎えの車が来て何度も部屋に連絡が入ります。ご機嫌斜めのドライーバー。車の中には何組かもう乗っていました。取りあえず皆様にお詫びして。。。皆さん 大丈夫よって言って下さって一安心。

ザンベジ川に面したホテルメルキュール アザンベジの後方に船着き場が幾つもあり、夕日を見る船が何艘も出発します。
船は2階建てになっていて、テーブルとイスがセットされ、飲み物とつまみ(肉だんご・・これは日本のと同じ味がしました。チーズサンド・魚のフライ・鶏肉等‥)がでます。
先程の空港で並んだお仲間も何人もいました。



船の人が挨拶をしてクルーズ開始です。ザンベジ川はジンバブエとザンビアの国境にあります。
現地ツアー会社はWILD HORIZONSという処を利用しました。かなり大きな会社のようで大型バスなども見かけました。


この川にはワニやカバ 象がいます。私達もカバを見ましたが頭の本の一部だけを水面に出して泳いでいたので、肉眼では見えましたが撮影は出来ませんでした。船は動物がいそうな場所にゆっくり移動します。のんびりと夕日を見ながら時折エンジン付きのカイトやヘリも空に現れながら

ここまでの疲れが吹き飛ぶようなのんびりとした心地良い時間でした。気温はかなり高いです。特に陽射しが日本とは違って痛く感じるほど強いです。

次に象の家族7頭が現れました。アフリカ象は巨大なので迫力満点です。ワニのいそうな所にも行きましたが残念ながら現れませんでした。

ゆっくり沈む夕日を見て2時間近いクルーズを堪能しました。

マイクロバスでホテルに戻ります。ホテルにはレストランが2つ、CAFEが1つそして小さな売店、そしてプールがあり、中央にロビーなどがあり、左右にウイングのようにお部屋がサファリに面して伸びています。
このホテルはザンベジ国立公園内にあり、レストランからもお部屋からも見えるのはサファリの景色です。


まずは夕食の予約をします。今夜はロッジ内のMAKUWA KUWAで食事をします。
このホテルは敷地がとても広く敷地内の他の建物にはバスを利用して移動します。

このメインのホテルには71室2階建て 他にロッジ形式が45室あります。
夕日がお部屋から見ることができます。

お部屋の前には水辺があり鳥や動物がやってきます。

お部屋や廊下には猿がやってきます。お部屋には広いベランダがあり、全開放式ドアでベランダと室内が一体になるようになっていますが、開けておくと猿が入って悪さをするので、開けっ放しには出来ません。廊下に出ようとして猿にぶつかりそうになりました。
 
 
部屋のベランダに赤ちゃんを抱いた猿がいます。もう慣れていてちゃっかり蚤取りなんかしています。
 
 

多分2泊してもこの施設の全部は把握出来ていないと思います。

夕食は野菜のポタージュスープと白身魚に芋・人参・インゲン・カリフラワー付を頂きました。
量が多いのでスープは各々、魚はシェアしました。

ここの公共の場は全てオープンエアーなので、夜でもとても暑かったです。蚊にも刺されます。
素肌には蚊よけスプレーを塗ったのですが、ズボンの上からも刺されました。

アカペラで唄を披露するチームが来て雰囲気はとても良かったです。
目の前はサファリなので真っ暗で何も見えません。

部屋のベッドにはお姫様気分の蚊帳が吊ってあります。浴室にも蚊がいっぱい居たので殺虫剤で撃退。部屋には電気式べープマットや殺虫剤が置いてありました。
飲料水も何度でも部屋にセットしてくれます。お風呂もお湯は熱く勢いも良かったです。他にシャワーも単独であります。

コンセントは三口でしたが、ヨーロッパ式の2口も使えました。

長いフライトでバタンきゅうでした。

今回の旅行は全て現地の英語のツアーを利用。送迎も全て英語のドライバーです。

動物を撮るためにビデオカメラを持参しました。その為に携帯・デジカメ・ビデオの3本建てになり
どこにどの映像があるのか探すのが大変です。

後から動画もアップ出来たらと思っています。是非写真の上でクリックして拡大してご覧下さい








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