金沢城 大手門の紅葉も綺麗ですが、雨で。。。
今日はまず白山比咩神社(しらやまひめ)に向かいます。途中の景色も悪天候が幸いして幻想的です。
http://www.shirayama.or.jp/
白山市は白河郷に繋がる処です。
日本三名山 霊峰白山の麓にあるこの神社は全国にある三千社の白山神社の総本宮にあたります。菊理媛神(くくりひめのかみ)は結びの神様です。
歴史ある境内は大木も美しいです。神宿る地という雰囲気に包まれます。
なんと姫神がここで演奏をしていました。姫神さんは同じ檀家さんでお彼岸などでよくお会いしていましたし、岩手 平泉 毛越寺でも何度か演奏なさっていました。
白山の美味しい水で造られる 菊酒 酒造のお店も良いですね。
私の今回最大の目的地 能美市九谷焼資料館に行きました。
あまりに舞い上がっていたのか、写真がありません。一目散に建物に突入しました。
12月20日まで、ここと小松市立博物館・錦窯展示館・加賀市の石川県九谷焼美術館で加賀九谷焼展が開催されています。
ここ能美は特に赤絵で有名な地 現在も福島 武山さんなど素晴らしい陶芸家が活躍しています。
「赤絵金襴とその系譜展」 斎田道開 久谷庄三 が作り上げた久谷焼 思う存分堪能致しました。
許されるなら1日ここで浸りたかったですが。。。
九谷焼資料館の側には九谷焼のお店が沢山あり、体験も出来ます。
能美市九谷焼資料館 能美市泉台町南56番地
入館料 430円 能美市九谷美術館との共通料金
JR小松駅・JR能美根上駅からタクシーで15分
JR能美根上駅からのみバス連携南ルート「九谷陶芸村」バス停下車
ここには能美市九谷焼陶芸館(無料)・九谷焼美術館
9:00~17:00 入館16:30まで
休館日 月曜 祝日の場合翌日 12月29日~1月3日
展示品交換のための臨時休館あり
浅蔵五十吉美術館もあります。九谷焼資料館と入館料共通 75歳以上320円 要証明書
九谷焼陶芸館では絵付け体験 作陶体験 陶芸教室などあり、又、ゆっくり行きたいと思いました。
後ろ髪曳かれながら、小松市の安宅の関へ
昔 五木寛之の内灘夫人を読んで内灘という処が見たくなって来たことがありましたが、今日の日本海は大荒れの天気です。波の音が冬の日本海のイメージそのものです。
お天気が良ければ白山も望める絶景の地らしいですが。。。
能 「安宅」 や歌舞伎 「勧進帳」でお馴染みの地です。
夕日は幻想的とパンフレットにありましたが、生憎 雹まで降って来ました。
ここには安宅関址 勧進帳ものがたり館 勧進帳の里・安宅ビューテラス・
安宅住吉神社などがあります。
弁慶・富樫・義経の銅像
ここ小松には北前船の廻船問屋として栄えた「むしこ格子」の旧家も沢山あります。
北前船は江戸後期~明治中期に北海道から日本海各地を廻り九州・瀬戸内・大阪と取引した船問屋・船主・船乗りなどが安宅に多く現れて利益を上げたそうです。
http://komatsu3196.web.fc2.com/page013.html
岩手にも北前船で絹を売り、寛永雛を買い集めた町が今でも存在しています。
私の実家にもその面影のある大阪の箱書きのある雛があります。
ロマンを感じる小松ももっとお天気が良い時にまたゆっくり街歩きしてみたいと思いました。
小松空港とブルトーザーだけでは勿体ない街でした。
寒かったのでお昼は小松うどんを頂きました。能登牛の肉うどんです。喉越しよく美味しかったですよ。
因みに小松には松井秀喜ベースボールミュージアムもあるんですね。
おまけでこまつ地美絵という猪料理の地の料理・ 美 美しい料理・ 絵 九谷焼を楽しめる処もありますよ。
日本自動車博物館も行きたかったな~~
暖まったので元気が出て実盛塚に行きました。
ここは普通の住宅地の細い路地を入った処にあり、松が素晴らしかったです。
歴史ある地には素晴らしい造園師がいるのだろうと、そっちですかの感激です。
次は加賀市にある石川県九谷焼美術館です。
やはりこちらにも立派なお庭 古九谷の杜公園がありました。紅葉にはちょっと出遅れて残念でしたが。
館内は撮影禁止でしたが、「古九谷・吉田屋 青手九谷の世界展」開催されています。
2016年1月31日まで開催中
加賀市大聖寺地方町1-10-13
入館料 500円
JR 大聖寺駅から徒歩7分
9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日 月曜 祝日は開館 年末年始要問合せ
茶房古九谷・ミュージアムショップ 9:30~17:30
360年前 大聖寺藩祖前田利治の命令で九谷村に造られた「古九谷窯」は青手・五彩手など名品が作られ50年後に廃業しましたが、百数十年後に大聖寺の豪商 吉田屋伝右衛門が再興し吉田屋九谷を完成しました。死後閉窯しましたが、幕末に松山窯が開窯し継承します。
同時開催で国指定史跡 九谷焼窯跡展示館 特別企画展
館内の柱も九谷のタイルが施されています。
内部は青手の間 青手古九谷 吉田屋窯 松山窯の展示
色絵 五彩の間 赤・緑・紫・紺青・黄で描かれた名品を季節に合わせた展示
赤絵・金襴の間 宮本屋窯により確立した赤絵細描九谷、京都 永楽和全により伝承された金襴手 それらを合わせて出来た赤絵金襴手の名品展示
デジタルギャラリー ・ デジタルライブラリー 企画展示室があります。
2階には現代作家ギャラリー・喫茶室・ミュージアムショップ・茶室・ホールがあります。
傘立ても素敵
勉強の為 図録を沢山購入しました。特に「大聖寺 伊万里」の図録は殆どが個人蔵の作品 裏面などの写真もあり、とても参考になります。
2016年2月6日~5月8日 「東京永青文庫出品凱旋展 古九谷五彩手端皿展」もてなしの器たちが九谷焼開窯360周年記念特別展として開催されます。
作品はHPで是非ご覧になって下さいね。
http://www.kutani-mus.jp/ja/
さて予定した場所を駆け足で制覇して、最後に金沢市内の大樋焼本家十代長左衛門 大樋美術館に伺いました。 料亭 金城楼の近くにあります。
初代 長左衛門から現代までの大樋焼と茶道文化の美術館です。この建物は勅使河原宏氏設計です。
大樋ギャラリーもあり、ここでは十代大樋長左衛門とそのご長男 年雄氏の作品が購入出来ます。
9:00~17:00 休館日 展示会準備期間
入館料 700円
金沢市 橋場町2-17
http://www.ohimuseum.com/
パンフレットによりますと大樋焼本家十代長左衛門窯の建物は金沢市の指定建造物になっており、こちらも拝見したかったです。次のお楽しみです。
東茶屋でお茶を一服 茶房一笑 栗きんとんもお茶も美味しかったです。
このお店は献上加賀棒茶で有名な丸八製茶場が経営していて、お茶も買えます。
買って来た棒茶もとっても美味しかったです。
棒茶とはほうじ茶の茎茶です。
http://issho.kagaboucha.com/
店内のあしらいもとっても素敵です。落ち着きます。
雨で人出も少なく、そしてここ東茶屋街は意外に早い店閉いが多く18時にはもう営業しているお店もわずかとなり、驚きました。
連泊がホテル取れず、今夜は都ホテルに泊まります。駅前で便利です。一休み後 丁度やっていた兼六園のライトアップを見に行きました。
蓮池門口から入り
時折激しく雨が降る中を、人出も少なかったのでゆっくりと歩けました。折角ライブもやっていたのに、観客が少なくてお気の毒でした。
次回ライトアップは2016年1月29日~31日、2月5日~14日 17:30~21:00開催されます。
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/event/
雪景色の兼六園も見てみたいです。
夕食は金沢おでんと決めていました。
沢山歩いた1日でしたので、ホテルの近く 金沢駅ビルあんと内1階にある 黒百合に行きました。
こちらも老舗の人気店です。
http://www.oden-kuroyuri.com/oden/
出遅れているので満席 具も無くなるかもと言われましたが、ぎりぎりセーフで美味しく頂きました。
ご飯がなかったのが残念でしたが。。。
ふう~~今日も頑張りました。
北陸 深いです
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