2012年2月15日水曜日

カーネーション

NHKの連続ドラマ「カーネーション」にはまっています。

ファッションデザイナーコシノ三姉妹のお母さんを中心に家族を描いたドラマです。

私の母は戦後、仙台で洋裁学校に通っていたようです。ようですというのは、母からこのことを聞いたことがなかったのです。
家にはドラマに出てくるような古いミシンがありましたが、母がミシン掛けしている姿は記憶にありません。母は68歳で亡くなったので、もうその話が出来ないのですが、母が亡くなった後に、洋裁学校に通っていた時のノートを見つけました。

とても几帳面に製図や製作方法が書かれてありました。母は昭和4年生まれ。戦争中は女学生で
軍事訓練などをやらされて、勉強はあまりすることが出来なかったと聞いていました。
そのノートを見た時戦争が終わり好きなことが出来るようになり、きっと嬉しくて一生懸命学んだのだろうと、筆跡からも感じました。

かすかな記憶や写真から母の姿を思い出すと、いつもお洒落な服を着ていました。父が写真を撮るのが好きだったので、母をモデルにした写真が残っています。
絲子さんが言っているDiorスタイルのワンピースとか着ていました。ドラマを見てそういうことなのねと、謎解きのようです。

先週何度も出てきたサンローランのいわゆるサックドレス
懐かし~!
小学校の修学旅行用に母が洋裁店に連れて行ってくれて、薄紫色のサックドレスを作ってもらってくれました。すごく気に入って着るのが待ち遠しかったのを今でもはっきり覚えています。
修学旅行は仙台・塩釜・松島に行く予定でした。

ところが出発の直前にチリ地震津波がおこり、松島・塩釜が被災して仙台だけの旅行になりました。

その洋裁ノートを見ると、ブラジャーの製図も書いてあります。戦後まだ物がなくて下着も手作りだったのでしょうか?この時代のことをいつかどなたかにお聞きしてみたいと思います。
ドラマの最後に当時の写真が登場しますが、我が家の写真と重なって興味深いです。

これからどんな展開になるのか、毎日楽しみです。

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