2012年3月22日木曜日

地中海クルージング

今日は朝からなんだか頭がぼんやり。そんな日は好きなCD、Bossa  n' Stones 2を聞きながら
身体に従ってダラっと過ごします。

久しぶりに旅話をします。

スペインのバルセロナからトルコのイスタンブールまで2週間の船旅をしました。
飛行機でロンドン経由でバルセロナに入国。
バルセロナでホテルに1泊し、ピカソ美術館やミロの美術館・ガウディの建造物サクラダファミリア・クエル公園などを見学し、船に乗船。

船は「グランド プリンセス」http://www.princesscruises.jp/s_grand/
乗客2594名、乗組員2500名。世界中からの乗客の中、日本人は父と私の二人だけでした。
医師2名・看護婦5名・介護士10名。車いすの乗客も多いです。

毎日、お部屋には船内新聞が届きます。明日の寄港地のことや、船内のイベント、食事の時のドレスコードなどが書かれています。乗船時に顔写真付きのIDカードが作成されます。船内の買い物や乗下船時の確認証として使われます。船の場合、チップは始めにまとめて支払ます。金額も提示されます。
食事は「サバティーニ」以外のレストラン、24時間営業のブッフェスタイルのレストラン、アイスクリームショップ、プールサイドのBarもすべて料金に含まれているので、何度利用しても特別なアルコール以外料金はかかりません。

メインダイニングは最初に席が決められ、私たちはニューヨークから来たインド人の医師のご夫妻と同席でした。この奥様とても細身の方なのに、よく召し上がるのです。
メインダイニングのディナーは毎晩フルコース。量もしっかりあり、私達はいつもメインのおかずにたどり着くころは満腹状態なので、デザートはギブアップ。彼女は毎回しっかり完食し、「何故デザート食べないの?」と不思議そうに聞きます。何故そんなに食べれるのって聞きたかったです。

そんな訳で、何回かは自由に量を選べるブッフェで食事をしました。ここではドレスコードも関係ないので、Tシャツに短パンでもOKです。

ドレスコードはフォーマル、セミフォーマル、フリーとあり、フォーマルは3回、セミフォーマルは2回ありました。昼間はTシャツ・短パン・ゴム草履の人がほとんどですが、フォーマルの日は、タキシードにドレス姿。おしゃれした人を見ているだけで楽しくなります。

船室はスイートルームだったのですが、手違いがあり、W BED。父と2週間このベッドで寝るのかと思ったら一瞬帰りたくなりました(笑)父も同様だったようで、お互いにベットの右側と左側に落ちない程度ぎりぎりに寝ていました。
幸いなことに毎日ハードスケジュールで爆睡したので、いつの間にか気にもならなくなりましたが

船の中には大劇場もあり、映画やショーが催されます。他にもダンスや、KARAOKE、プールサイドでのゲーム大会など、船上だけでもイベント盛り沢山で、自分の体力とよく相談して参加しないと
観光する体力がなくなってしまいそうです。

寄港地に着くとツアーに行くバスが何十台と待っています。コース毎に胸にシールを貼りバスに乗るまでも大仕事です。

最初の寄港地はフランスのニースです。ツアーは体力に合わせて様々なコースがあり、父の為になるべく楽なコースを選択しました。
ニースからカンヌにバスで行き、ランチをして自由時間。父はあまり歩けないので目の前にあるヨットハーバーの前の公園で、街の人がペタングというゲームをするのをずっと眺めていました。

2回目の寄港地はモナコ
港から通りに出て右手に行くと、丘の上に出るエレベーターがあります。のんびりとヨットハーバーで豪華なヨットを見ながらお茶をします。

3回目の寄港地はイタリアのリボルノ。
ここからバスでフィレンツエに行きました。
ここは建物を守るため中心部に車が入れず、歩いての観光です。父はすぐに同じコースの方についていけず集合場所を聞いて別行動に。
馬車なら良いだろうと乗ってみましたが、なんともいい加減な馬車でさらっと終わり、ウフィッツエ美術館に行きました。7月の観光シーズンとセキュリティチェックが厳しくなり、何百人という人が並んでいました。これでは集合時間に間に合うか不安でしたが、歩くのが辛いといういうのでとにかく並ぶことに。1時間くらい並んだけれどそれでも入れず、これから入れても集合時間に間に合わなくなりそうなので、諦めて集合場所に移動することにしました。
皮製品のお店が立ち並ぶ通りを歩きサンタクローチェ教会前の広場が集合場所です。ところがこの広場色んなツアーの集合場所になっているらしく立っているのがやっとの人混み。
そこに30分以上待たされたあげくバスまで更に15分ほど歩くことに。
お年寄りの多い我々のツアーは、「こんなに待つのならバスの場所を早くに教えてくれたら、ゆっくりバスに迎えたのに」といきり立つ老人続出。ガイドの若いイタリア人の女の子も負けてはいない。
しまいにはそっぽをむいてしまった。
日本のツアー事情とはかなり違うこのやりとり。なかなか面白かったけれど、父には疲れただけのフィレンツエになってしまいました。

船に帰るとアメリカ合衆国の建国記念日のパーティがあった。乗客の多くがアメリカ人だったためか、フォーマルでのディナー。大忙しの1日でした。

翌日はナポリ

5回目の寄港地はベネチア
船が街に近づき美しその景色にうっとりです。汽車でこの街に入るのとは全然異なるイントロに言葉を失います。
ペギーグッケンハイム美術館をゆっくり見学し、目当てのレストランで魚介類のお食事を堪能。

6回目の寄港地はギリシャのアテネ
毎日天候に恵まれ暑い。疲れも出てきた父の為に歩かなくていい楽々コースを選択。

7回目の寄港地はトルコのクスダシ
エフェソス遺跡を見学。かなりの遺跡群は圧巻だったが、ここも広大で暑さの中はかなりハードでした。聖ヨハネ聖堂を見学。

そしていよいよイスタンブール着
2週間の船旅は長いと思っていましたが、毎日盛り沢山であっという間でした。

下船後ブルーモスク・アヤソフィア大聖堂・トプカピ宮殿・グランドバザール等々観光。
ホテルに日本食レストランがあり、久しぶりに日本食を堪能??
父はトルコ人のウェイトレスが着物を着ているのに、歩き方がおかしいとコーチをし、無事に
クルーズの旅を終了。

もっと早くに行ったらもう少し歩けたのに残念がった父の言葉が今でも耳に残ります。

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