2012年3月22日木曜日

本のご紹介

気仙沼の中村さんからのメールをご紹介します。

柳さん(本を出版した方)から届いた 感想文や地元新聞に載った記事を貼りつけたものから 抜粋してお知らせします。

今日は柳さんの本を出そうと思ったきっかけの話を聞いて 胸が熱くなりました。いつも親しくされていたおじいちゃんが津波で亡くなったのだそうです。そのおじいちゃんは小学校の紙芝居のボランティアに行ったり 紙芝居を沢山自腹で買って子供たちに読んであげるのを楽しみにしていたそうです。親を亡くした子供たちに毎月五千円ずつ 何十年も 贈ってきたそうで そういう人たちが いたことを忘れないためにも 本を出そうと決めたそうです


収益は震災で孤児になった子供に送られます。沢山の方に読んで頂けたらと思います。
三陸新聞2011129から

 ①311 その時 それから わたしたちが伝えたかったこと‐31人の声」(柳希世嘉子・山内繁編著) ツーワンライフ出版 を読み未曾有の大震災の日々を改めて振り返った。

 岩手県のツーワンライフから、先月10日に発行された一冊。気仙沼在住の人たちを中心に、一関市や角田市など 主婦や教諭、商店主の立場での寄稿文と地理学会で発表された論文抜粋などが掲載されている

「経験したこと」「行動したこと」「思ったこと」「感謝」など被災した人たちがどのようにして助かったのか。その後 どのような活動をしたのか 今をどう生きているのか そして東京消防庁や自衛隊に対する思いなどがあり 一人一人の文章に胸が熱くなった。

 反省もあり未来に向けた提言もある。震災で家族を失ったり 家を流されたりした人の大変さは計りしれない。直接的被害がなくても二次災害 三次災害など多くの人たちが心に傷を負い 日を追うごとに精神的疲れが出てきているのも現実である。

  それでもなお 「感謝と勇気、日本人の奉仕の精神 」「世界の平和」を願って書いている人たちがいた。震災を心に刻み、後世に伝えることが残された者の責務である。
 
 千葉県の読者の方の感想



② 私は読んでは休み… という やはり体験された方々の文章は迫るものがあり一気に読めません。気仙沼の方々の声を一つに集めて後に残す 伝えることの大切さを感じます。結集された柳さんはリスペクトです。高知の読書会のメンバーにぜひ読んでもらいたいと まず私が読んだら送る予定です。

つなぎの会メンバーの高橋さん、中村さんも投稿しています。

こちらのサイトで購入出来ます。

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