2012年8月31日金曜日

アメリカ オハイオ州 コロンバス IPAT絵付け大会の旅

1992年6月30日から7月4日まで、INTERNATIONAL PORCELAIN ARTISTS AND TEACHERS INC.というアメリカに本部のある絵付けの国際的協会の2年に1度の大会がコロンバスで開催されました。

HYATT REGENCY HOTELをほぼ貸し切っての大きな大会です。
世界中から参加者が集まるチャイナペインターズの祭典です。競技会・展示会・勉強会・パーティー・観光ツアー・100以上のブースでは絵付けに必要な材料や作家の作品を購入出来ます。

展示会には3点以内・競技会には1点事前登録で出展出来ます。

6月27成田を出発し、デトロイトで国内線に乗り換えコロンバス到着

28日は1日フリータイム
ホテル付近の公園にお散歩に出かけてみました。何やらヘビメタ系?の男の人が集まっていて、
なんだろうと近づいてみると、なんとゲイの集会
いきなり、アメリカだ~ってびっくりでした。
その後ホテルからの送迎バスを利用して、大型ショッピングモールに行ってみました。

いまでは日本でも珍しくないですが、広い広いモールでした。
夜は日本から一緒に参加した皆さんと、モールで買ったデリバリーのお料理で、パーティーをしました。
その時の写真を見ると、みんなすごく若~い(笑)

29日は朝7時半に集合して、バスで2時間半の所にあるamish country tour に行きました。
アメリカには100年前の移民して来た当時の生活を、今なお変わらずしている地区があります。

電気・ガスもなく、交通手段は馬車、服装も当時のままです。広い田園風景の中に木造の家が
点在します。この家もこの地区に住む人たちで協力して建てられます。
http://www.visitamishcountry.com/

「大草原の小さな家」というアメリカの大好きなドラマを思い出しました。

30日は8時から展示品のエントリー手続き開始


9時に集合して市内観光と印象派の作品が集められたシラクコレクションを公開中のコロンバス美術館の見学に行きました。 

何処に行っても広くて平らでアメリカの大きさを肌で感じます。

お昼にはホテルに戻り、デモンストレーションやワークショップ(勉強会)、コマーシャルブース(店)など、各自参加。いよいよ本格的に大会が開始されました。
デモンストレーションは3ドルで見学出来ます。
あまりに沢山のプログラムがあるので、どれに参加するか選択に迷いました。
ホテルの中はギンギンに冷房が効きすぎていて、日本人の私達には拷問のよう。冷房対策に新聞紙を洋服の下に忍ばせたり、思わぬことになりました。

夜は6時からパーティー
参加58ヶ国の国旗が掲揚され、各国の民族衣装で参加する方も多数。そうじゃないかたもドレスアップしての参加です。メキシコの鮮やかな衣装や我々日本の着物に人気が集中して、いろんな国の方から記念撮影をリクエストされて、モテモテでしたね。
私は着物は持参しませんでしたが、約10名の方が着物姿で盛り上げて下さいました。
10時まで楽しい時間を過ごしました。

7月1日昨日同様各自お勉強会に参加
私もヨーロピアンスタイルのペインターのマイセンスタイルの絵付けなどに参加しました。

夜は植物園で開催されている花の万博を見ながら、バイキングのお食事を楽しみました。メリーゴーランドに乗ったり、バラ園を散策したり、10時までゆったりとした時間を過ごしました。

7月2日今日もお勉強会 夜は同行の日本人グループだけで和食を食べに出かけました。

7月3日7時に集合して、朝食会の打ち合わせをしました。この会はオーストラリア・アジアからの参加者主催のものです。オーストラリアで流行していたシルクにハンドペイントした服のファッションショーを見ながらの朝食会となりました。

近くでコロンバスの消防団による有名な中西部最大の独立記念式典が開催されるということでしたが、連日早朝から夜遅くまで盛り沢山のプログラムで、流石に疲れてしまい出かけませんでした。
夜も馬車レースを楽しむツアーがありましたが、これもパスしました。

なにしろ勉強だけでなく、退屈させない盛り沢山のプログラムがあり、アメリカ人のパワーに驚かされます。アメリカではシニアの方の愛好者も多く、このような大会にはご主人同伴の方も沢山います。ご主人が退屈しないように、釣りやゴルフのプログラムもあり、至れりつくせり

アメリカのこのように大きな大会の企画の凄さに感心しましたし、このような体験が出来て良かったと思いました。

7月4日12時半から出店した作品を搬出
今日ですべてのプログラムが終了します。慌てて買い忘れた材料を買ったり、夜は最後の大きなGALA PARTYが開かれるし、明日は早朝にホテルのチェックアウトをするので、慌ただしく荷物の整理です。沢山買った材料でパッキングも大変!

夜7時15分 いよいよPARTYの始まりです。みなドレスを着て、親しくなった各国のペインターの方と記念撮影をしたり、エルビスのそっくりさんのショーを楽しみ(参加者の年齢に合わせた選択だったかしら)、ダンスをする方がいたりと、大盛り上がり
夜中の12時半まで、本当にエネルギー溢れるI.P.A.Tの大会最後の夜でした。

7月5日朝4時起床。6時にホテルを出て一路空港へ
帰りの航空券をホテルで捨ててしまった方がいて、大変な出国になりました。国内線でデトロイトに行き、帰国する方はここから日本へ

私は同行のお友達とニューヨークに行くために、ここで皆さんとお別れです。なんと、ここで友人と遭遇!彼女はマスターズ水泳大会に参加するためにデトロイトに来ていたとか。
東京でも偶然会うことがないのに、こんな所で会うとはびっくりでした。

友人と3人でニューヨーク着。同行のお友達のご子息がニューヨークに住んでいたので、とても素敵なNYの過ごし方が出来ました。

セントパトリック教会・ロックフェラービルディング・トレードセンターなど、今になってみればというこれぞNYを観光

ホテルはRIHGA ROYAL HOTELに泊まりました。ここは近代美術館のすぐそばで、フィフスアベニューとブロードウェイーの中間地点というとても便利な所。全館スイートルームで3人でもゆったりとした素敵なお部屋でした。

6日午前中はメトロポリタン美術館をゆっくり堪能し、午後はショッピング。Bergdorf Goodmanは高級デパート。欲しいものだらけで女三人には行ってはいけない怖い場所??

夜はブロードウェイで「ミス サイゴン」ミュージカルを見ました。
8時から始まったので終わったのは深夜。三人で腕組みして襲われないよう(笑)歩いてホテルまで帰りました。

7日いよいよ最後の日、なかなか取れないチケットをご子息様がとってくれたので、メトロポリタン劇場でKIROV OPERA THE SUBSTANCE OF FIREを鑑賞

楽しい楽しい旅でした。

I.P.A.T.のことは前にも書いたような気がしますが、絵付けをなさっている方の参考のために
http://ipatinc.com/
アメリカにはWOCPという同じような協会があります。
http://www.theshop.net/wocporg/

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