友人が92歳のお母さんとタイに行きました。ここ数年、国内外年に数回旅に出ています。
今回は2週間ほど前にお母さんが転んで、大腿部を捻挫し、なんとか歩けてはいるという状態とか。お医者さまにもこのお年で骨折にならなかったのは凄いと言われたそうです。
空港内は車椅子を手配したそうですが、あとは自力で歩くと。同じホテルに連泊なのでなんとかなるだろうって出かけました。
無事に帰国して、楽しい旅報告を待っていますが。。。
私の父も83才を過ぎてから、リビングで椅子から立ち上がった時によろけて転び、骨折しました。
本当によろよろって転んだのでまさか骨折したとは思いませんでした。
土曜日の午後だったので、行きつけの内科に行き、レントゲンを撮ったのですが、骨折していないとのことだったので、自宅で安静にしていましたが、翌日になってもベッドでも自力では足を動かせず、持ち上げてあげても凄く痛がりました。
月曜になって整形外科に行きましたら、大腿骨骨折と言われて、いつもオーバーに騒ぐ父だったので、全く大げさなんだからと思っていた私も焦りました。
手術をしました。術後リハビリをして、なんとかキャスター付の肘支持型歩行車を使って歩けるようになったのですが、退院する時にもう雪が降る季節になっていました。
近くに通院でリハビリが出来る病院もなくて、春になるまでに歩けなくなってしまいました。
歳をとるとちょっとしたことで、機能がどんどん落ちてしまいます。
父は肺気腫という持病があり、24時間酸素を使用していましたので、家では10mくらいの長さのチューブを使っていましたし、外出時は酸素ボンベを持ち歩くので、普段でも歩行は大変でした。肺の機能低下もありましたので、やみくもに動かすのも危険でした。
歩けなくなると、みるみる筋力も落ちて掴まり立ちすることも、大変になりました。脚だけでなく体を動かさないということは、全身の筋力が落ちていきました。
親がだんだん小さく見えるようになり、子としては辛かったです。
父も「寝たきり老人になりたい」なんて冗談を言っていましたが、辛かったと思います。
その内在宅でリハビリが出来るようになったと、ケアマネージャーに伺ってお願いしました。
とっても楽しい理学療養士の方が来てくださるようになり、話相手が欲しかった父はリハビリよりもお喋りがしたくて、楽しみにしていました。
この時リハビリとは機能だけでなく、心のリハビリもあってだな~と感じました。無理やりやらされるだけでは、なかなか続きません。
歩けるとこんな楽しいことも出来ますよって、目標をイメトレされると仕方ないやるかになってくれました。
もう少し早くこのリハビリがあったら良かったのに、残念ながら父は歩けるようには戻れませんでした。
そんな父と生活したので、自分でも足は大事だと思っています。なるべく歩くように心がけています。東京で生活していると意識せずに5000歩~1万歩はすぐに歩きますし、階段を利用することも多いので、楽せず自分の為と考えています。
最近は家の中で転んで亡くなる方が、交通事故死者数より多いそうです。
家が一番安全な場所と思いがちですが、油断は出来ませんね。
気をつけましょう!
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