2014年10月31日金曜日

大阪市立東洋陶磁美術館 河井寛次郎記念館 京都寺町辺り

以前から行ってみたかった東洋陶磁美術館に行きました。京阪中之島線なにわ橋駅のすぐ前にあります。市営堺筋線北浜駅からも近いです。

ここには中央公会堂もあり、青空に建物が映えて美しいです。スケッチをしている方もいました。








この美術館では伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器展を11月30日まで開催しています。


東ドイツ時代に行ったドレスデンやポツダムの宮殿 フランスやポルトガル オーストリアの宮殿などでも伊万里の大きな壺を見ることがありました。



オランダ東インド会社により注文を受けて作られた伊万里には和の美と洋の形のミックスされた独特の美しさがあります。

当時は壺=600人の兵と交換出来るほどの価値のものであったとか  そこからマイセンという今では世界中で有名になった窯業所が作られていきました。



この話をすると尽きないので又の機会にしたいと思いますが。。
東洋陶磁美術館情報は下記をご覧ください。

http://www.moco.or.jp/



さて、京都に戻ります。

この夏からスケッチ倶楽部に入れて頂き、主に民家や古い建造物のスケッチを楽しんでいます。

ここからはこのお仲間達と合流します。


まずは河合寛次郎記念館に行きました。京阪五条駅から五条通りに出て東山バイパスの方に向かい六兵衛窯の角を右折した路地にあります。

表通りと違ってこの路地に入るとがらりと景色が変わります。タクシーが次々と見学者を乗せてやってきました。
実は去年もここには伺っていますが、私の大好きな場所です。昭和12年(1937年)に建てられたこの建物も心地よく 又、そこにある家具や置物 陶磁器と何を見ても魅了される物ばかり。



お天気も良く開け放たれた開口部から心地よい風が家の隅々に行きわたり、夏は暑い京都でも、ここでは居心地が良かったであろうと思います。

こんな素敵な空間で物造りが出来たら、次々にアイデアも浮かぶのだろう等と考えます。



なにより凄いのはこんな街中にりっぱな登り窯が今尚残っていることです。

京都には楽焼き 清水焼など素晴らしい窯が今尚ありますが、そして作られた当時はこの辺りはもう少し空間もあったのかもしれませんが、登り窯で焼くということは沢山の薪もいりますので、それを置く敷地も必要です。

窯に残る脂のテカりが愛しくさえ感じます。


昔祖母の家にもあった箱階段も懐かしく2階から見下ろせる部屋の景色も美しいです。


10時~5時(入館は4時半まで) 月曜休館 祝日の時は開館 翌日休館
夏季休館日 8月11日~20日頃
冬季休館日 12月24日~1月7日頃

河井寛次郎に関する詳しい情報は下記をご覧ください。

http://www.kanjiro.jp/



京阪三条に出て三条大橋を渡ります。スケッチ倶楽部のリーダーはとっても歴史に詳しくてガイドさんと歩いているように、色々なことを教えて頂きました。
この大橋の擬宝珠は1590年豊臣秀吉が改修した時のもので、ここが東海道五十三次の終点地になります。

市役所前から寺町へ そう言えば去年も骨董店探しをしてここから御所まで歩きました。

寺町付近を散策して、押小路にあるSalon de the´ m.s.h で美味しいケーキを頂きました。


ここは3歩歩けば通りすぎてしまいそうな細い路地裏にあります。街中とは思えない静かでゆったり出来る処でしたので、私的にはあまり人気店になって欲しくないので、情報はあえて控えます。
定休日は木曜です。

寺町通に戻りスケッチ倶楽部でお仲間になった方のお店ギャラリー 直向(ひたむき)に伺いました。全国の作家ものを扱うお店 南部鉄器もありました。なかなかセンスの良いチョイスで、私も七尾の和蝋燭と燭台を買いました。

http://www.hitamuki.com/



夕食は夷川通にあるクアルテット コルサーレへ行きました。町屋を改装したイタリアンのお店です。スケッチのお仲間とそのまた関西在住のお友達も加わり賑やかで楽しい食事会になりました。
何を食べても美味しいです。京都に引っ越して来たくなりました(笑)

http://quartetto-corsale244.blogspot.jp/




パスタにど~んと蟹がのっています。

お喋りと食べることに夢中になり、写真を撮るのは忘れていましたが。。。



色々な方との出会いは私の世界を更に広げてくれました。

私が指導を受けている有田焼の先生 岩永純則氏も11月7~9日 新烏丸通り二条上る橘柳町168-2の京町家にて個展をなさいます。

残念ながらこれには日程が合いませんでしたが。。



0 件のコメント: